THIS IS F1

昨日のF1オーストリアGPは最高のレースだった!DAZNのライブ配信での観戦だったが最近では一番面白くエキサイティングなF1だった。しかもレッドブル・ホンダがホンダとしては13年ぶりの勝利でその内容が他車のリタイヤとかのタナボタではなくまさしく自力で勝ち取ったことに価値があり、久しぶりにF1で感動した。

今年のF1はメルセデス一強状態でレース自体もバトルするわけでもなく2台のメルセデスが淡々とワンツーフィニッシュするレースばかりで本当に詰まらなかった。が、昨夜はこれこそF1と言えるバトルの連続。純粋にマシン同士、ドライバー同士の戦いがあり、チーム戦略の優劣、タイヤ交換の運・不運など観ていてドキドキしっ放し、ラスト10週は息をするのも忘れるほどのレースだった。

何より優勝したドライバーのマックス・フェルスタッペンがポディウムで真っ先に胸のホンダのエンブレムを指差してくれた瞬間、思わず感極まってしまった。この瞬間、彼は世界中のホンダファンや関係者の心を鷲摑みにした。まだ21歳だがドライバーとしての才能も人間性も素晴らしい若者だ。ここからはかつての強かったホンダパワーが炸裂してくれることを期待したい。

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

6月23日という日

本日は沖縄慰霊の日。今から74年前のこの日、沖縄では太平洋戦争時の沖縄戦で組織的な戦闘が終わった日とされている。以前のエントリーでも書いたが太平洋戦争時の沖縄については日本人として必ず知っておかなければならないことがある。しかし、8月15日の終戦記念日に比べ、この日の意味を知っている日本人は非常に少ない。

特に本土に暮らす人々は相変わらず他人事で74年経った今でも昔と変わらず、沖縄に過酷な歴史と負の遺産を追わせ続けている。いったい誰の責任なのか?政治家はもちろんだが歴史をきちんと伝えてこなかった教育者、マスコミ、などなど沖縄に暮らす以外の全日本人の責任だ。

バカンスのついででも良いので一度は沖縄を訪れ、その悲惨な歴史を知るべきだ。そしてぜひ「平和の礎」を訪れて欲しい。そこには全ての戦争犠牲者を慰霊するこれこそが日本が本来持つべき平和を祈る施設としての理想とする姿がある。8月15日と同じように6月23日も全ての国民が沖縄に対して哀悼の意を表す日が来ることを切に願う。

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

黄金のバンタム

昨日19日未明、イギリス・スコットランドのグラスゴーで行われたバンタム級WBSSセミファイナル、井上尚哉vsエマニュエル・ロドリゲスの対戦は井上尚哉の衝撃的な2ラウンドTKO勝利となった。自分を含む多くの井上尚哉ファンたちは今回のような結果を願ってはいたがまさかあのような大舞台で現実になろうとは・・相手は無敗のチャンピオンである。いやはや井上尚哉というボクサーは想像を超えるボクサーだ。

大昔の話だが、かつてファイティング原田という名ボクサーがいた。自分が中学生くらいの頃だったと思う。ラッシュ時のパワーが凄まじく、無尽蔵のスタミナで数々の心に残る試合で今でも語り草になっているボクサーだ。モノクロのTV映像でのアグレッシブで心躍る試合っぷりを今でも記憶している。世界ボクシング殿堂入りした唯一の日本人ボクサーで初めて世界的評価を受けたボクサーだった。

その当時、今回の井上尚哉と同じWBAバンタム級チャンピオンにはブラジルのエデル・ジョフレという伝説のボクサーがいた。井上と同じように無敗の王者として君臨し、生涯成績は78戦してたったの2敗しかしなかったボクサーだ。バンタム級史上最強と評価する専門家も多く、認定団体がWBAと設立間もないWBCの二つしかなかったチャンピオンの価値が今よりも遥かに高かった時代だ。ゆえに彼は別名「黄金のバンタム」と呼ばれていた。その生涯たった2回の敗戦をさせたのがファイティング原田だった。

井上尚哉を見ているとファイティング原田とイメージが被る。ボクシングのタイプは違うがファンの心を強烈に惹きつけるボクシングスタイル、さらに世界的に評価されている点も同じだ。ただし、ボクサーとしての技術力・パンチ力・知性などは井上尚哉の方が上回っている気がする。エデル・ジョフレを破ったファイティング原田を上回っているとなれば井上尚哉こそ黄金のバンタムの再来と言える。

人間性も優れている井上尚哉、今や井上尚哉は26歳にして日本人ボクサー史上最高傑作の評価を得ているのも頷ける。この先どこまで昇り詰めるか楽しみでならない。

追記
ボクサーとしては2015年に具志堅用高氏、大場政夫氏が新たに殿堂入りしていた。具志堅用高氏は日本人ボクサーとして世界王座連続防衛記録保持者。大場政夫氏は故人でチャンピオンのまま亡くなった唯一のボクサー。このお二人ともリアルタイムで熱狂したボクサーだった。機会があればまた書きたいと思う。

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

THE MONSTER

THE MONSTER、井上尚哉のWBSSセミファイナル、エマニュエル・ロドリゲス戦が日本時間19日未明にイギリス・グラスゴーで行われる。これほど世界中のボクシングファンの期待が集まる日本人選手のタイトルマッチがあっただろうか?井上尚哉のことは以前にも書いたが今回は注目度も期待度もマックスだ。掛け値なしに日本人ボクサー最高傑作のタイトルマッチだ。

階級を超えたパンチ力とスピード、まともに打たれた事など観た事がないディフェンス、ボディブローも破壊力があってフットワークも秀逸でウィークポイントが見当たらない。唯一の不安は当日のコンディションのみで相手の力量など無関係と感じられるのが凄い。パンチ力、スピード、テクニック、それぞれ個々の能力だけが優れたボクサーは数多居るが彼のように全てがバランス良くかつ飛び抜けている選手は世界でも数人だ。彼が打たれて負ける姿が想像すらできない。

自分も年齢なりに多くの日本人ボクサーを見てきたが今までこんな選手は見たことがない。日本ボクシング界の至宝だ。幸い今回は民放ではなくWOWOWのエキサイトマッチでの放送。民放の無駄にイベントチックな放送内容や放送前の煽るような次元の低い番宣も無い。ボクシングを純粋に楽しめる環境で今からワクワクが止まらない。今回も衝撃的なKO勝利を全世界のボクシングファンに見せつけて欲しい。

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

いだてん

今年の大河ドラマ「いだてん」が過去の大河ドラマの最低視聴率記録を更新したらしい。さもありなん。自分は昔からの大河ファンだがそれまでの最低記録ホルダーだった「平清盛」は映像の汚さで途中で挫折した。その他では「龍馬伝」も同じように映像があまりにも汚いので観たり観なかったりだった。

自分の志向として中身はともかく映像が美しいか否かがかなり重要な要素のようだ。写真の志向と重なるようだ。それはともかく、それでもこの2作品以外はほとんどの大河を観て来ている。そこで今回の「いだてん」。テーマは良いのだが構成で不満なところがある。ビートたけし演じる古今亭志ん生のくだりだ。

金栗四三とオリンピック、その後の箱根駅伝、そして女性アスリートの誕生、2度の東京オリンピック誘致への流れは来年に東京オリンピック2020を控え、とても意義があって今までに無い大河だと評価している。だが時代を超えて話を進行する志ん生のくだりが逆に話の繋がりを分断してしまって複雑にしていると感じる。

途中から「いだてん」を観た視聴者(例えば自分の相方殿)などは話が良く分からない。たけしがなぜ出てくるの?いつの時代の話なの?といった感想になる。脚本はあのクドカンだが意欲的なチャレンジが裏目に出てしまっている感が強い。いまさら構成を変えることは難しそうなので今後どんな展開にしていくのかクドカンのお手並み拝見だ。

LEICA M10-P / Super-Angulon 21mm f3.4

LEICA M10-P / Super-Angulon 21mm f3.4