モノサシ

写真の良し悪しは自分では計り知れない場合がある。

自分が良いと思わなかった写真が他人様からは思わぬ評価を受けたりする。

どれも撮影時にはココロは動くのだけれど自分のモノサシなどタカが知れている。

真っ先にボツにした何の脈絡もない3点。やっぱりう~んかも。

ヘクトールは光の捉え方の良し悪しがストレートに出る。

順光、逆光、サイド光、点光源の有無など、どのシーンも予測が付かない。

このレンズも使い手にとってある意味モノサシである。

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LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9

BLUE BY RX10M4

文化の日。快晴の中、ブルーインパルスのフライトを見に狭山市の入間川河川敷へ。ここは老若男女、多くの見物客が訪れ、毎年恒例の場所になっている。入間基地に行かずともこの場所で気ままにブルーを楽しめるので大盛上り。人混みが苦手の自分には入間基地へ行くよりもお気楽で良い。

その昔、高校生の頃、一度だけ入間基地へ行った。まだ今のように激混み状態では無かったがブルーインパルスはその当時から人気があった。今のT4ではなく86ブルーの時代。その頃はニコンF2に望遠レンズ200mm。テレコンを付けて300~400mmが精一杯。もちろんオートフォーカスなどは無い時代。今考えるとよく撮っていたものだ。

今日はRX10M4とM10-Pを携え、21mmと600mmの二本勝負。M10-Pはさておき、RX10M4の凄まじい威力を目の当たりにした。手持ちの600mm超望遠でオートフォーカスが一度食いついたらロックオン!手振れ補正も効いてそのままピントが合い続け、ハイスピード連射でブルーの速い動きにも付いていってくれた。技術の進化は凄い!少しのコツさえ掴めれば誰でも撮れる時代になった。後はセンスのみだ。

LEICA M10-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

LEICA M10-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

RX10M4

RX10M4

自宅からブルー

毎年11月3日文化の日は航空自衛隊入間基地の航空祭。

文化の日前後は快晴が多く、自宅からもブルーインパルスの前日予行飛行が見える。

千葉に住んでいた高校生の頃、一度だけ入間の航空祭へ行った記憶がある。

川越に移り住んで入間は近くなったがなかなか行けなくなってしまった。

たまたま都合が悪かったり、歳とともに人の多い場所が苦手になってきたり。

そして毎年、自宅ベランダからブルーを眺めながら冬の訪れを感じる。

この日が来ると一年が経つのが早いと感じる。

RX10M4

RX10M4

ヘクトールで伊佐沼

出張予定が急遽延期になり、お天気も良かったので最寄の伊佐沼へ久しぶりにお散歩。このレンズはM10-Pとは初の組み合わせ。やはりオールドレンズとの組み合わせは予想を超える心地良さ。現行レンズの出番が減ってしまいそうで嬉しい悩み。というかやはり自分はかなりのライカオールドレンズ派。クセがなければライカじゃない!という感覚が染み込んでいる。

自分のヘクトールはブラック&ニッケルタイプでピントリングの真鍮地金がほどよく出ていて良い感じ。他の部分は使われてはいるがそこまで使いこまれた形跡は無いので正しい使われ方をしてきた証拠。これは実はライカオールドレンズで写りの良いレンズかどうかを見極めるひとつのポイント、レアなレンズで全ての部分が綺麗過ぎるレンズなどは写り自体に問題を抱えている事が多い。あまり使われずに中古市場を彷徨って様々な人の手に渡っているだけ、ゆえに綺麗。

ところが程よい真鍮地金は見た目は悪くはないが触っていると真鍮の匂いが手に付く。あまりに匂いが強いので黒のパーマセルを巻いた。これが意外なことにM10-Pのブラッククロームと良く合っている。予想外の格好良さとパーマセルのソフトな感触にシャッターも心地よく押せて撮影枚数も思いのほか進んだ。瓢箪から独楽だが最近はこういう事がなぜか多い。

LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9