KAWAGOE MATSURI

川越に移り住んで十数年、毎年開催日の天候が優れなかったり、自分のスケジュールが合わなかったりでご縁の無かった川越祭り。今年は数日前からの予報で天気の心配がなく、穏やかな気温が予想された為、今更ながらの川越祭り初体験。昨夜は相方殿と待合せて夜の川越祭りを楽しんだ。

川越祭りは江戸時代の氷川神社での祭礼から始まり、370年の歴史を持つ。二十数台の山車が小江戸川越の街並みを練り歩き、交差点などですれ違う際に正面を向き合わせて互いにお囃子と踊りを競い合う「ひっかわせ」が最大のクライマックスで特に夜間は提灯に灯が入り、小江戸の街並みと相まって見応え十分で毎年多くの見物客が小江戸を訪れる。

夜間撮影がメインだった為、カメラはX2D一台で。1秒近いシャッタースピードでもブレない強力な手振れ補正と広いダイナミックレンジで夜間のお祭りにはうってつけ。仕事以外ではあまり出番がないズームレンズも撮影場所が限られるケースではやはり便利。少々ヘビーな組み合わせだったがお陰で初の川越祭りで良き時間が持てた。

HASSELBRAD X2D 100C / XCD 2.8-4/35-100E

TOGAKUSHI

今週末、長野での撮影仕事の合間にクライアントの長野出身のディレクターの方のお誘いで戸隠神社を訪れた。以前から戸隠神社の杉並木には惹かれるものがあっていつか行きたいと思っていたので思わぬところでお誘い頂き、貴重な時間を持つことが出来た。

奥社へ続く参道の杉並木は樹齢400年で高さ30mを超える巨樹が500mに渡って立ち並ぶ。その光景は壮観のひと言。訪れたのは午後遅めの時間帯だったせいか参拝者も少なく、元々パワースポット的な空気感の参道がより厳かで心が洗われた感があった。

今回は撮影の合間に時間が取れそうなスケジュールだった為に907X100Cと90mmレンズを持参していて他に28mmも持参していたが先が見渡せないほど長く続く杉並木の壮観さを残すには90mmがちょうど良かった。

戸隠神社の奥社は杉並木を過ぎた先にあって最後の数十メートルは岩状の急な階段を何段も登るようなプチ登山状態。足には自信があった自分が最後は息が上がってしまい、なかなかの過酷な道のりだったが違う季節にまたぜひ訪れてみたいと思わせる。そんな場所だった。

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 2.5/90V

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 2.5/90V

The Face of "KOEDO"

すっかり観光地化し、365日観光客で賑わう小江戸川越。
地元民はあまり寄り付かないがそれでも我が小江戸。たまたま通りすがるだけでも小江戸の表情にカメラを向けてしまう。魅力ある街並み。

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 4/28P

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 4/28P

HASSELBLAD X2D 100C / XCD 2.5/90V

HASSELBLAD X2D 100C / XCD 2.5/90V

HASSELBLAD X2D 100C / XCD 2.5/90V

カメラの精神性

初めて自分のカメラを手にしたのが高校1年生の16歳、それから50数年、この歳になっても新しい機材にはワクワクする。仕事で使うカメラもプライベートで使うカメラもどれもワクワクする。それが生きる活力にもなっている。こうなったら死ぬまで機材にはワクワクしていたい。以前書いたプロダクトとしてのカメラの魅力もあるがそれに加えてカメラによって撮影時の精神性が違うという魅力があるから。

例えばコンパクトカメラを構えた時、一眼レフを構えた時、今時のミラーレス一眼を構えた時、仕事などで高画素カメラを三脚に据えて構えた時、中判カメラを構えた時、そしてレンジファインダー、特にライカを構えた時、それぞれ被写体に対峙する時の精神性が違ってくる。それぞれの精神性の違いは過去に軽く書いている。長いのでここでは省くが。

共通して言えることはカメラを持って被写体を見るとき、そのカメラから伝わる形や性格を手や脳が認識し、脳から視線を通じて見たモノがどう映るかをイメージし、その時と感じた瞬間にシャッターを押す。それが写真として記録される。カメラという道具の形態や機能がメンタルや手や足の身体的な動きにも影響し、記録される写真に反映される。それぞれ目的を持って生まれたカメラと自分がシンクロした撮影。それが実に楽しい!

LEICA D-LUX8