二度目の上高地

今月初め、ゴールデンウィーク明けの週末に二度目の上高地へ。

前回初めての上高地は長野での仕事帰りに足を延ばした一人旅、今回は相方殿との二人旅、前回宿泊した上高地ホテル白樺荘がとても素晴らしかったのでぜひ相方殿と一緒に宿泊したいと思い、昨年12月の宿泊予約スタート時にすぐに予約を入れた。

部屋は「穂高側テラス付きデラックスツインルーム」白樺荘でも大人気の部屋。季節の良い時期は予約スタートと同時に即埋まってしまうほど。部屋からの望めは噂に違わず本当に素晴らしかった!特にテラスからの光景は左に穂高連峰、正面に明神岳が迫り、最高の天候に恵まれて至福の時間を持つことが出来た。

HASSELBRAD X2D 100C / XCD 4/28P from terrace’s view

HASSELBRAD X2D 100C / XCD 4/28P from terrace’s view

今回は先日リリースされたばかりのOSMO POCKET 4と2台のハッセルブラッドそしてコンパクトカメラを持参。OSMO POCKET 4は記録動画用、コンパクトカメラは記録写真用、そして上高地の風景にはハッセルブラッド!レンズは前回の経験から上高地に合った焦点距離と携帯性からX2D/28P、907X/55Vの組み合わせ。

前回訪れた時にも感じたが上高地の風景はどこを撮っても定番中の定番で誰が撮っても比較的美しく撮れる。ただ、この年のこの季節のこの天候のこの時間帯の光景は一期一会。二度と出会えないかもしれない。たとえ定番と言われても残しておきたい。そう感じるのが上高地の風景だ。

さらにハッセルブラッドを通してこの光景と対峙する時、中判ポジフィルムをライトテーブルで見るかのような美しい大型液晶モニタが上高地の見たままの光景を映し出す。それが特別な高揚感を生んで至福の撮影体験となる。これが奇跡の地・上高地をハッセルブラッドで撮る大きな魅力だ。

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 2.5/55V

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 2.5/55V

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 2.5/55V

HASSELBRAD X2D 100C / XCD 4/28P

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 2.5/55V

HASSELBRAD X2D 100C / XCD 4/28P

アップルウォッチに救われる

自分はアップル信者とまでは言えないがかなりのアップルウォッチ信者と言える。アップルウォッチはシリーズ初代からシリーズ4まで全て使い、その後はシリーズ6、初代ウルトラ、シリーズ10,11と使用し、現在は3個のアップルウォッチを目的別に交互に使用している。今回はそのアップルウォッチの心電図機能に救われたお話。

昨年末、忙しさからかそれまでたまに出ていた期外収縮がかなり続いた時期があった。多忙と疲れからと気にせずいたが暮も押し迫った12月26日の夜、普段の期外収縮と違って心臓が連続してジャンプしている感覚があり、それまで興味本位程度に計っていたアップルウォッチの心電図で計ってみると初めて心房細動の兆候ありの通知が出た。

さすがに驚いて時間をおいて再度計ったがその後は通知が出なかった。ただ、年末年始休みに入る直前だったため、翌日すぐにかかりつけの循環器科に行き、心電図その他の検査を受けたが異常は見つからず、休みの間に何かあってはと頓服として不整脈の薬と抗凝固薬を処方され、年明けに改めて再検査となった。年明けの再検査でも異常は見つからず、ただ、持参したアップルウォッチの心電図データでは確かに心房細動の兆候がある為、主治医からはカテーテルアブレーションを勧められ、専門の病院を紹介してもらうことになった。

高度専門医療を謳う大学病院の不整脈科を紹介されたが大学病院ではよくある患者過多で3週間後にようやく受診できることになった。当然アップルウォッチのデータも出力して持参したがすぐに検査はせず問診ととりあえず2週間装着タイプのホルター心電図で詳しく調べることになった。ただその時、担当のドクターに言われた言葉はアップルウォッチのデータではわずかに兆候は見られるがこの程度の軽症ではカテーテルアブレーションの治療対象にはならないと。薬も副作用のリスクが高いから飲む必要はないと。大学病院はある意味最後の砦、そこで治療対象ではなく薬も必要ないと宣告され、どう対処したらよいのか?と不安感とある種の絶望感を抱いたことを今でも覚えている。

初診から1ヶ月半後、ホルター心電図の結果と精密検査のために2度目の診察を受けた。その間、アップルウォッチの心電図では何度か心房細動の兆候ありの通知が出てその出力データも持参し、それらと合わせて確定診断を受けた。初診時よりもアップルウォッチのデータでは確かに心房細動の兆候はあるが最終的な診断結果は3か月毎の経過観察で薬も飲む必要はないという診断だった。ここまでの2か月間、心房細動の発作は何度も出て、その時の症状も酷い時は夜通し眠れず、仕事にも支障が出ることもあってそれを伝えたが自説を語るだけで聞く耳持たずの姿勢。患者に一切寄り添わない姿勢のドクターで本当に大丈夫なのか?という不信感が生まれ、この状況で薬も飲まず3か月毎の経過観察など到底心身が持たないと考え、セカンドオピニオンとして他の病院を探すことにした。

そこで昨年暮れに初めて心房細動が出た時に色々調べていた医療機関の中で「東京ハートリズムクリニック」という不整脈とカテーテルアブレーション専門のクリニックがあったことを思い出した。このクリニックは本院が世田谷で他に新宿院と昨年開院した羽田院と新潟院があり、YouTubeなどでも積極的にカテーテルアブレーションや不整脈について詳しく丁寧に解説しているクリニックで紹介状は特に必要なく、軽症・重症問わず全ての不整脈患者を受け入れるというコンセプトでGoogleの評価も高評価ばかりのクリニックだった。

しばらく様子を見て受診しようと考えていたがたまたま症状が辛く、発作が続いて納まらない夜に我慢ができず、翌日朝一番で新宿院の予約を入れてアップルウォッチのデータを全て持参して診察を受けた。当日朝にすぐに各種精密検査後、即診察・診断というスピーディさで担当してくれた新宿院の院長はアップルウォッチのデータを見てここまではっきり兆候が出ていれば出来るだけ早くカテーテルアブレーションを受けた方が良いでしょうと。さらに辛ければ薬も飲んで良いと。辛いことを我慢することはないと。この言葉を聞いた時、それまで発作に苦しみ薬も飲めず不安で凝り固まっていた自分の心身がほぐれていくような感覚になり、やっと光が見えてきたと感じた。

それにしても同じ不整脈専門の医療機関でこうも正反対の診断が出るものなのか?と憤りを覚え、複雑な思いになった。今の時代、情報を出来るだけ多く多角的に収集し、患者として自らどのように対処していくべきかなど色々と考えさせられることになった。いかに立派な大学病院だろうが小規模のクリニックだろうが患者本位の姿勢が優先されることはいつの時代でも変わらないはずだ。これが忘れられている医療機関は医療を名乗ってほしくないと怒りにも似た感情を持たざるを得なかった。

新宿院での初診から3週間後、4月中旬に羽田院でカテーテルアブレーションを受け、その後、発作は起こらず、術後1か月の定期検診で特に異常なしとのことでようやく日常が戻ってきた。羽田院も新宿院と同様、出来る限り患者に寄り添う姿勢はGoogleでの高評価は偽りでは無いと感じた。GW明けには二度目の上高地に健康な状態で行くことが出来て昨年暮れからの怒涛の5か月間が今では夢のように感じる。

今回、結果的にはアップルウォッチの心電図機能に救われた形になったが初めて心房細動の発作が起こった直後はアップルウォッチなど付けていたからと後悔もしたが今となってはアップルウォッチの心電図データがあったからこそカテーテルアブレーションを受けることが出来たわけで本当に良かったと思っている。ドクターによっては否定的な意見もまだあるらしいが今回の東京ハートリズムクリニック新宿院と羽田院のドクターはアップルウォッチのデータの信頼性は高いという判断だった。

余談だが中には無症状の心房細動患者も多くそれが脳梗塞に結びつく危険性が高いということ。それで命を落としている人もいて故長嶋茂雄氏も無症状の心房細動に気付かず脳梗塞を患ったとのこと。良く聞くことだが自覚症状があっても病院での心電図検査では異常なしという診断が出るケースが多く、その場合、日常的な経過観察と言う意味ではアップルウォッチは最適だということ。今回の経験から強く言えることは今や全ての現代人、特に高齢者にはアップルウォッチは必須のアイテムと言っても過言ではないということだ。

2011年3月11日の記憶

あれから15年も過ぎてしまった。4年前にも同じものを記した。

4年前はコロナ禍の最中でその年に始まったウクライナとロシアの戦争はいまだに続いている。さらにアメリカとイランの対立によって中近東全体が揺れている。天災、人災は相変わらず世界中で納まることを知らないかのように様々なことが起こっている。人は忘れてしまう生き物だから決して忘れてはならないことは繰り返し残しておきたい。

2011年3月11日のブログより「言葉がみつからない」

3月11日午後2時46分。私は届け物があって銀座1丁目のビルのエレベーターに乗り込む直前だった。グラグラと揺れを感じて思わず乗ることを止めてビルの外へ出てみた。

その直後、大袈裟ではなく銀座全体が大きく揺れ、生まれて初めて身の危険を感じた。行きかう人たちからも悲鳴が聞こえ、ビル内に居た人たちも次から次へと表へ飛び出てきて銀座は騒然となった。

道路やビルがあれほど揺れるのを見たことがなかった。まるで映画のワンシーンを見るような錯覚すら覚えてしまい、自分でもどこをどのように歩いていたのかあまり記憶が無い。

最初の印象はとうとう来た!という印象だった。長く大きく揺れてこのままもっと大きな揺れになって東京が壊れるのではないか?という恐怖感。

ワンセグを起動すると震源地は遠い宮城らしい。にわかに信じられなかった。てっきり東京近辺だと思った。それほどの揺れだった。その後も余震による大きな揺れは治まらず、正直生きた心地がしなかった。

その日は夕方に幕張で撮影があり、なぜか行かなければと思い、全面閉鎖された首都高や高速は使わず一般道で幕張へ向かった。

その後、続々と入ってくる情報でこれは本当に大変なことが起きた。と。撮影どころかこれから通過する浦安や目的地の幕張もどうなっているか分からないのでは?と感じて関係者へ連絡を試みたが繋がるのはツイッターのみ。

どうするか迷いながら運転をしていると奇跡的に担当者から連絡が入り、イベントも撮影も中止に決まった。その頃になると自分自身も少し落ち着いてきたのでどう対処するかを模索しながらとりあえず自宅へ帰ることにした。

大渋滞が予測される一般道しか道は無かったし、いつ着くかも分からなかったが刻々と入ってくるテレビの映像とツイッター情報でどういうことが起きているのかが把握でき、比較的落ち着いた気持で自宅へ向かうことができた。

結局、60キロの距離を約7時間かけて帰宅した。帰宅して改めてテレビで見た被災地の映像は信じられなかった。現実にこんな恐ろしいことが起きてしまうのか?という気持と次々に来る余震でその日は眠れなかった。

これを書いている今でも小さい余震は続き、いつも揺れている感覚から抜け出せない。落ち着いた精神状態が保てない。だがしっかりと日常を取り戻さなければと思う。

正直、被災地の方々への言葉は見つからない。自分自身これほど恐怖感とショックを受けたことも記憶にない。今は一人でも多くの人々が無事であることをただ祈るのみだ。

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HASSELBLAD 907X 100C / XCD 2.5/55V

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HASSELBLAD 907X 100C / XCD 4/28P

HASSELBLAD 907X 100C / XCD 4/28P