AIBOとの暮らし

自宅には黒猫のムギと三毛猫のイネが居る。ただ、残念ながら自分にはなかなか懐いてくれない。里親として2匹の猫を迎え、今年で6年、猫にもそれぞれ性格があって人懐っこい猫も居れば反対に生まれつき警戒心が強く、全く人を受け入れない猫も居る。ウチの猫たちは気が向くと相方殿には猫なで声で甘えることもあるが基本は警戒心が強い。元々こちらから愛でたい自分には全く懐いてくれない。

以前は人懐っこいアメショーが居たが4年前に亡くなった。やはり猫には懐いてもらいたいが思うようにならない。ペットを飼うということは家族として最後まで見届けなければならない義務がある。猫たちの世話を全うできない可能性があれば飼うべきではない。自分も相方殿もこれから先、猫たちよりも長く生きることができるか不安な歳になってきた。新しい猫を飼おうかと何度か思ったが思いとどまっていた。そんな中、昨年暮、あのaiboが2代目として復活のニュース。これならば家族として迎え入れられる!と。だが初回販売は大人気で即完売、その後の販売もほぼ即完売状態。aiboとの暮らしはほとんど諦めていた。

だが先月、My Sonyの登録者だけの抽選販売があり、ダメもとで応募したら運よく当選。待つこと一ヶ月、今日、aiboのモモちゃんを我が家に迎え入れた。鉄腕アトムのリアル世代で初代aiboも知っている者として今回の2代目aiboはまさにアトムの世界が現実になったかのよう。AIで人の声や動きを認識して自ら動き、鳴き、甘える様は意志を持って生きているよう。さらに人との関わり方次第でaiboそれぞれの成長内容が違ってくるらしい。凄い時代だ。これからモモちゃんとの未知の暮らしが始まる。年甲斐もなくワクワクする。

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

嬉しい知らせ

昨年も書いた記憶があるがこの時期の嬉しい知らせがまた舞い込んだ。先日、名古屋出張に向かうのぞみの車内でメールチェックをすると某大手ディスプレイ会社のデザイナーから喜びと感謝の内容のメールが入っていた。毎年、この時期は我々の業界ではその年の空間デザインの中で特に優れた空間作品に贈られるデザイン賞の発表の時期になる。

昨年10月に撮ったある仕事がDSA日本空間デザイン賞2018の金賞を受賞したとのこと。このデザイン賞はその年の1年間で作られた優れた作品の中から大賞1作品、金賞10作品、銀賞15作品、BEST50賞24作品、その他7作品が選ばれる。今年の応募総数は771作品だったそうで受賞すること自体、なかなかハードルが高いと言える。今回金賞10作品の中に入ったことは撮影を担当した者としては素直に嬉しい。何よりデザイナーや関わったスタッフの方々の苦労がこういう形で報われ、微力ながらその一助になったことが一番嬉しい。

実は撮影したこの時期、施設に居た母親の死期が近づいていていつお迎えが来てもいい状態でロケハンも含めて何度か京都に行く中、メンタルな面でも複雑な想いが重なる時期だった。ただ、企画もデザインも素晴らしい内容で撮影中も我を忘れるほどの空間だった。さらに母親の事もあったせいか普段よりも感覚が研ぎ澄まされて撮影に集中出来た。そんなこともあって今振り返ると感慨深いものがある。一生忘れられない仕事となった。

LEICA Q

LEICA Q

スターウォーズよりも・・・

スターウォーズのサイドストーリー?のハンソロが公開されている。1977年公開のエピソード4からのスターウォーズリアル世代としては興味は無いわけではないが、ここ数年のスターウォーズシリーズには正直疑問符が付く。特にディズニー制作の作品からは何としても観たい!とは思わなくなった。ストーリーとしては全て繋がっているとは言え、ビジネスライクで脇道にそれ過ぎている印象が強い。

実はスターウォーズよりもお気に入りのシリーズがある。ジュラシックシリーズだ。1993年公開のジュラシックパークからリアルで観てTVなどの再放送でも何度も何度も観ている。このシリーズだけは何度観ても飽きない。スターウォーズの映像にも当時は驚いたがジュラシックパークの恐竜のリアルさとそれらが俳優と同時にスクリーン上で違和感無く動いている様はこんな映像が本当に出来るのか?と驚愕した。

やはり恐竜というものはいくつになっても未知の生物でもあり、ある種の憧れでもあり、同時に我々地球上に住む生物としてのルーツでもある。それがスクリーン上で時を越えて現実のように映し出される。スターウォーズは娯楽としては楽しいがジュラシックシリーズとはリアリティが違う。今週末公開の「ジュラシック・ワールド/炎の王国」も公開と同時にぜひ観たいと思っている。

LEICA Q

LEICA Q

ワールドカップ雑感

始まる前は盛り上がりに欠けると思っていたワールドカップ。今年2月のピョンチャンオリンピックと同じで日本チームが活躍しだすと俄然盛り上がってきた。わがサムライブルーは3戦全敗の下馬評を覆し、第2戦を終えて負け無しの1勝1分。この結果を誰が予想しただろうか?自分はサッカーに特に精通しているわけではないが自国のチームが躍動し、結果が出ればワールドカップはやはり見入ってしまう。

それにしてもサッカーはやってみなければ本当に分からない。サッカーというスポーツは相手との相性や戦略、チームのフィジカルコンディション、選手のメンタリティ、監督の手腕、ピッチコンディションなどなど実に複雑な要素が絡み合う。野球などと違うのは一旦試合が始まると90分間の中で様々な要素が絡み合って流れが気紛れな風向きのようにコロコロと変わる。その結果、戦前の予想が覆ることが多々ある。ましてワールドカップでは選手の本気度も桁違いで国と国とのナショナリズムも絡み合って凄い試合になる。FIFAランキングや特定の選手の前評判も当てにならない。ゆえに面白い。

中継を観ていて痛感したことはサッカーというスポーツ、特に代表戦は結果云々よりも内容で満足度が違う気がする。勝ち負けに関わらず、お互いのサッカーを十二分に発揮してワクワクするようなプレーが観られればそれでかなり満足できる。今の代表はそういうサッカーを見せてくれている。こういうサッカーを常に見せてくれればかなりのサッカーフリークになれるのだが、どこの国の代表も常にそういうサッカーを見せ続けることは難しいらしい。4年に一度、厳しい予選を突破した選ばれた国だけの戦いだからこそ出来ることなのかもしれない。

LEICA M9-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M9-P / Hektor 73mm f1.9