初体験?

今年の初めに相方殿と築地場外市場へ初めて行った。夫婦揃って東京生まれのはずだがなんと築地の場外市場は初体験!元々は大の寿司好きの相方殿に前々から絶対行ってみたい!と懇願されていた為、二人そろって初の築地へ。

市場が豊洲へ移って場外の店だけが残り、狭い路地に軒先がひしめき合っていてまさにカオス状態。たまたま仕事初めの日だった為、予想よりは混んではいなかったがそれでも前日に本マグロを1億9000万で競り落とした注目のすしざんまいは長蛇の列!

初の場外で前評判を色々と探ってはきたが、実際どれも美味しそうに見えるサンプルや写真は本当はどこが良いのかさっぱり?とりあえず、すしざんまいは外して念願の海鮮丼を二人で頬張った。やはりネタは良いのでなかなかの旨さ。それでも何度か通わなければ本当に旨いお店は分からないかな?

写真的にこの手の光景がお好きな方にはフォトジェニックな場所でここだけ大正~昭和?が残っていてなんとも懐かしい光景。だが、ここもいつまで残っているのだろう。

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LEICA Q-P

LEICA Q-P

お陰さまで・・・

お陰さまで今年も多くの仕事の依頼を頂き、無事に納めることが出来、新年を迎えられる。何よりオファーあってのフリーランス。クライアントや関係者の方々には感謝しかない。

最近は体力と気力の衰えを感じる時もあるが仕事内容や技術的なことは年々進化し、深い知識と高い技術が要求される。フリーランスを続ける限り避けられないことだが来年はこの世界に入って40年という節目の年になる。新たなチャレンジは望むところだ!

これまでの経験を活かし、頑張り過ぎずに楽しく努力する姿勢を続けたい。

RX10M4

RX10M4

市井の富士

自宅ベランダからの富士。毎朝毎夕望めているがこの光景が当たり前の毎日の中で自分にとっては格別の光景だ。特に風の強い寒い日の富士と秩父の山々を背景にした川越の田舎の風景は美しい。

富士を撮る世の写真家は数多居る。美しい富士を撮る彼らの名作に比べればどうという事のないシーンだが自分にとっては最高の富士だ。息を呑むような美しい富士も良いが市井の中に在る富士が好きだ。

人それぞれ自分にとっての特別なシーンがある。それは他人が見れば必ずしも美しい光景ではないがその人にとっては毎日の中の特別なシーンのはずだ。

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

いだてんは絶品!

大河史上一番の不人気「いだてん」が終わった。昨夜、NHKの大河ドラマ「いだてん」が視聴率低迷の中、1964年の東京オリンピック開会式が成功した場面で最終回を終えた。今回のいだてんは年初から視聴率が上がらず、大河史上最低視聴率も記録した。自分もオリンピックの歴史を中心に金栗四三と古今亭志ん生のふたつのストーリーが時代を行き来しながら展開する分かり難いストーリーに付いて行けず、工藤官九郎も今回ばかりは欲張りすぎて失敗したなとかなり批判的だった。

それがオリンピック初の女子メダリスト・人見絹江が登場する頃から評価がガラリと変わった。その後の前畑秀子に続く日本の女子アスリートの苦難の歴史は国民全員が見るべき価値があると感じた。さらに日本が初めて参加したストックホルムオリンピック、その後のまぼろしの東京オリンピック招致、そして戦後、アジア初の東京オリンピック開催とオリンピックとアスリートの通史を一年かけて丁寧に表現した番組は今までの大河とは違った価値のある大河ドラマだったと思う。

大河ドラマは戦国物じゃなければ視聴率は取れないと言われているらしいが来年の「麒麟がくる」の明智光秀や織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などなど戦国大名ものはすでに語り尽くした感がある。歴史上、真実かどうかも分からない戦国物はいい加減見飽きた。そろそろ大河に対する価値観を視聴者側が考え直す時期に来ているのではないか。また、今年のInterBEE2019で今回の大河ドラマのVFX技術の凄さを目の当たりにし、技術的にも素晴らしい作品でそれゆえもっと多くの視聴者にこの傑作を理解してもらいたかった。

「いだてん」こそは大河史上に残る絶品だ!

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6