祝!World Baseball Classic開幕

開幕前にも関わらずここまで盛り上がるとは思いもしなかったWorld Baseball Classic。いよいよ今日から本番。大谷君、ダルビッシュ君らメジャーリーガーの参加で楽しみしかない。自分は以前からメジャーリーグのファンで大谷君の活躍からますますファンになった。自分世代は野球がメインスポーツの時代。小学生から始めて40歳手前まで草野球の現役?だった。

2005年に仕事で山形にある総天然芝の鶴岡ドリームスタジアムを訪れた。目的は野球殿堂博物館の展示で使用する為、そのことは大昔のブログで書いた。この時は奇跡的な運と天候に恵まれ、予想を遥かに超えるカットが撮れた。そのカットはこのサイトの実績ページにも載せている。それが今現在も博物館の展示コーナー入り口の壁面を飾っている。もう18年も経つが嬉しい限りだ。

博物館は現在、企画展「World Baseball Classic 侍ジャパン、世界一への挑戦」が催されている。開幕日の今日、東京ドーム界隈や博物館はさぞかし賑わっていることだろう。自分も今回のチームには期待しかない。特に大谷君にとって現在のエンゼルスではワールドチャンピオン獲得には厳しい状況だが今回の侍ジャパンでは可能性大だ。ぜひマイアミでの決勝戦で勝利してチャンピオントロフィーを掲げて欲しい。

博物館展示コーナー入り口壁面

2005年10月撮影のオリジナルカット

ルークオザワ氏と自分

今年のCP+のキヤノンブース、航空写真家のルークオザワさんのステージをアーカイブ配信で拝見した。ルークさんは自分より3歳下でほぼ同世代、以前から色々な事で同じジェネレーション感を持っていた。ステージでは飛行機を撮り続けて50年の今昔をアマチュア時代の写真を交えてスライドショーで解説していた。

ルークさんはいつも紳士的で気さく、話も面白く大好きな写真家。そのルークさん、飛行機を撮り始めたのは10代で旧羽田空港からだそうだ。その当時の写真を紹介しながら振り返っていた。そこには自分にとっても懐かしい機種、ボーイング747ジャンボジェット、ロッキードL1011トライスター、マクダネルダグラスDC-8などに加え、当時の羽田空港内のスナップが映っていた。

まだ10代のアマチュア時代の彼が自分と同じような写真を撮っていたことを知り、自分が撮った当時の写真を探し出してみた。さすがにネガフィルムは残っていなかったがサービスプリントだけは残っていた。プリントの年代を見ると1974年で今から49年前!自分が18歳の頃、ルークさんとは同じ時代に同じ場所でニアミスしていたらしい。

機材はニコンの一眼レフにレンズは純正を2本。愛機はキヤノンではなくニコンだった。当時まだキヤノンは伝説のF1がようやく出たばかりでまだニコンの後塵を拝し、一眼レフは何と言ってもニコンの時代だった。だがフラッグシップのFやF2は高価過ぎて高校生ではさすがに手が出ず、普及機のNikomat FTnが精一杯だった。

おぼろげな記憶を辿ると下の写真は、Nikomat FTn / Nikkor HC 50mm F2 / Nikkor-Q Auto 200mm F4あたりで撮ったものかと。自分が映っているカットはたぶん50mmを携えている。一緒に羽田に通っていた友人が撮ってくれたのだろうが記憶は曖昧だ。当時はマニュアルレンズが当たり前で今とは隔世の感ありだがそれにしても拙い写真でなんとも懐かしい。

星空タイムラプス

いつもの公園。毎週土・日・祝日に日没から21時までライトアップが行われる。昨夜、そのタイミングに合わせて星空タイムラプス撮影に臨んだ。今の時期は日没がどんどん遅くなり、21時閉園では長時間撮影になるタイムラプス撮影の時間が厳しい。日没が早く、空気が澄んでいる冬の時期を逃すと次の冬まで待たなければならない。

ここ数日、撮影方法や星空の基礎を学び、専用アプリで方角による星の軌跡の位置関係を把握してアングルを決めた。この公園は日中や日没前後は人は多いが7時を過ぎるとほとんど人影も無くなる。昨夜も自分以外は30分おきに懐中電灯を持って園内を見回りに来る公園スタッフだけ。タイムラプス撮影は孤独で時間が過ぎるのをただただ待つだけ。

昨夜は北極星がある北の方角。北極星を中心にベストのアングルで回る軌跡をほぼ狙い通りに撮影が出来た。目的はあくまで公園の四季の動画作品の中で星空のタイムラプス動画をスポット的に入れたい為、今後は北だけでなく東西南の各方角を含め、ジンバルを使った微動タイムラプスも撮影予定。先はまだまだ長い。

above : EOS R3 / RF85mm F1.2L USM DS
below : EOS R6 / RF15-35mm F2.8L IS USM / H&Y Filter Holder MarkⅡ/ 100mm K-Series Drop in Night Filter / 100 x 150mm K-Series Balancer GND 1.2 / Sirius Comp 64

R3で川越散策

久しぶりにレンズ1本で散策。85mmはちょっと遠目で見たシーンを切り取るには丁度良い。お気に入りのこの85mmDSレンズの事は改めて書きたいが今回持ち出したのはEOS R3。写真も動画も同時に撮りたい時には今はR3がベスト。R3は今現在、キヤノンミラーレス機のラインナップの中でフラッグシップ格で噂のR1が出るまではキヤノンミラーレス技術のトップオブトップのカメラ。

普段、街中に持ち出すカメラとしてこの手のカメラはあまり相応しくないというのが持論だった。だがフラッグシップ機の超高性能さは街中でのスナップでの一瞬を切り取るにはこれ以上のカメラはないのではないか?スピードと確実性を求められる報道やスポーツで常用されるのはこの辺の理由からで今更ながら認識を改めさせられた。

実はR3は思いの外軽く小さい。独特の形状とグリップの良さと相まって軽くコンパクトに感じる。デザインもかつての戦闘的な?フラッグシップ一眼レフ機よりは優しく緩やかなボディラインで以前の様な威圧感は弱まっている。しかもローリングシャッター現象が皆無で静かで切れの良い電子シャッターと見つめたところに瞬時にピントが合うR3独自の視線入力AFの組み合わせは街中でのスナップ撮影では衝撃的に使いやすかった。

個人的には今まで街中でのスナップは存在が控えめなライカなどのコンパクトカメラだったが年齢的な衰えから来るピントその他の不安要素でライカとは決別し、仕事用として手に入れたR3を使ってみたらそのパフォーマンスに圧倒された。写真・動画の日常使いとしてR3を使っていくのも悪くない。何よりR3はカメラとして使っていて心地よい。ここが一番大事かも。

EOS R3 / RF85mm F1.2L USM DS