ヘクトールで伊佐沼

出張予定が急遽延期になり、お天気も良かったので最寄の伊佐沼へ久しぶりにお散歩。このレンズはM10-Pとは初の組み合わせ。やはりオールドレンズとの組み合わせは予想を超える心地良さ。現行レンズの出番が減ってしまいそうで嬉しい悩み。というかやはり自分はかなりのライカオールドレンズ派。クセがなければライカじゃない!という感覚が染み込んでいる。

自分のヘクトールはブラック&ニッケルタイプでピントリングの真鍮地金がほどよく出ていて良い感じ。他の部分は使われてはいるがそこまで使いこまれた形跡は無いので正しい使われ方をしてきた証拠。これは実はライカオールドレンズで写りの良いレンズかどうかを見極めるひとつのポイント、レアなレンズで全ての部分が綺麗過ぎるレンズなどは写り自体に問題を抱えている事が多い。あまり使われずに中古市場を彷徨って様々な人の手に渡っているだけ、ゆえに綺麗。

ところが程よい真鍮地金は見た目は悪くはないが触っていると真鍮の匂いが手に付く。あまりに匂いが強いので黒のパーマセルを巻いた。これが意外なことにM10-Pのブラッククロームと良く合っている。予想外の格好良さとパーマセルのソフトな感触にシャッターも心地よく押せて撮影枚数も思いのほか進んだ。瓢箪から独楽だが最近はこういう事がなぜか多い。

LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9