写真はやればやるほど奥深く、いくつになっても難しいと感じる。身近の何気ないシーンを美しく見事に写真作品に昇華する人がいるかと思えば誰もが知っている絶景の地を訪れ、眼前の美しい光景を観ても人のこころを打つような作品を残せない人もいる。
文章も写真に似ている。何気ない文体と言葉でその場の空気感をも表現し、その光景が頭に浮かび、こころに染み入る文章を書いたり、何がしかの説明文でも驚くほど分かりやすい文章を書く人もいればいくつになっても小学生の作文レベルの文章しか書けない人がいる。
写真も文章も目の前の事象や自身の体験をどう感じてどう表現できるか、自分というフィルタを通していかに美しく表現できるかだと思う。写真も文章も良いものは美しい。この美しいということは自分自身が常々心掛けていること。
おそらく写真も文章も死ぬまで満点の答えは見つからないのだろう。それはそれで良いと思う。だからこそ続けられる。