昨年秋に初めて訪れ、続いて冬に訪れ、この公園が一年で一番輝く光景のピークが少し前だったことを後で知った。知らなかったとは言え、何とも悔しい思いが残った。今年こそはこの公園の名を冠したアケボノスギ(メタセコイア)が黄金色に輝く光景を目にしたいと何度も訪れた。
撮影は三脚とジンバルをしっかり用意し、本気モードで臨んだ。動画を本格的に撮り始めて改めて気づいたことがある。これは写真にも言えることだが動画は機材の依存度が特に高い。ジンバルや三脚のクオリティが直接動画のクオリティに繋がる。
ジンバルはDJI RS2を使用している。プロ用ジンバルとして人気が高く、他社のジンバルに比べ、造りも安定感も操作感も素晴らしい。三脚はこれもプロ用として名高いザハトラーace L。一度触るとそのクオリティの高さが忘れられなくなる。他社の動画用三脚とは異次元のクオリティだ。
TVや映画関係の映像のプロが高価で重いザハトラーを使用する意味が分かった。RS2、ace L、どちらも軽くは無いし、かつ一般的には高価だが滑らかで自然な動きで被写体をストレスなく撮影できる。やはり動画の機材依存度は想像していた以上に高い。
空間系の撮影を主にしている自分としてジンバルは欠かせないが同時に三脚によるフィックスカットもお互いを効果的に見せるという意味では重要だ。シーンによっては手持ちの臨場感も良いが動きのあるジンバルと組み合わせた場合はきちんと構図を決めたフィックスカットの方が良いと思う。
最近ではミラーレス機の手振れ補正もかなり優れていて手持ちでもかなりの部分で撮れてしまい、三脚不要論もあるがこうして完成した映像を見ると三脚によるフィックスカットが映像の基本だと感じる。そしてようやく念願の輝く光景を残すことが出来た。
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