コロナ禍の中、仕事もプライベートもライフスタイルが変わったこの1年。世間並みに仕事は減ったが自分の年齢に相応しい身の丈に合ったペースになった。そして自分を本当に必要としている人と必要としていない人が分かってきた1年でもあった。これは良きことと思う。
写真は専ら仕事だけ、逆に仕事に役立てばと始めた動画はプライベートで完全にハマってしまい、本格的に取り組み始めてしまった。さらに昨年、動画のスキルアップの為に訪れた「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に魅了されてしまい、この一年は何度も訪れた。
映画もミュージカルも大好きな自分にとって写真よりも動画の方がフィットしてしまった。この歳で夢中になれることに出会えたことは喜ばしいこと。楽しいは素晴らしいこと。写真は趣味から仕事になってしまったが動画は仕事のつもりで始めて趣味になってしまった。人生何がどう転ぶか分からないものだ。
今は動画のスキルが未熟なことは自分でも十分承知の助だ。だが撮影して編集して音楽をセレクトして完成させて人様の目に晒す。そして恥ずかしい思いを体験する。それでもめげず、繰り返す。それしか上達の道は無い。無我夢中で上手くなりたいと思っている。下手くそだからこそ上達を目指すことが理屈抜きに楽しい。
と言いながらライカで撮った写真も悪くはないとノンポリな自分だ。やはりライカとムービー撮影は対極にあって使う脳ミソが違う。それも楽しいと感じる。来年も健康で無我夢中になって楽しいことに出会える一年になればこの上なく幸せだ。