夏の川越

先日、川越に移り住んでから初めて氷川神社へ行った。安産祈願や縁結びの神様として有名で2014年から始まった夏の限定イベント「縁結び風鈴」が行われていて、この時期は一番の観光スポットになっている。川越は以前から蔵作りの街・小江戸で有名で休日以外でもかなりの観光客が訪れる。その為、小江戸周辺には地元の人間はあまり近づかないことが多い。

氷川神社は小江戸界隈からは少し離れたところにあるのだが「縁結び風鈴」のおかげで、ここ数年かなりの賑わいを見せているそうだ。この日も浴衣を来たカップルも多く、隣接する結婚式場で結婚式もあったせいかちょっとしたラッシュ時のような賑わいだった。風鈴とは別にもの凄い数の絵馬がかかったトンネルもあって恋のパワースポットとして特別のオーラを感じる神社だ。小江戸とは違った川越の別の顔でもある。

LEICA Q

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三毛猫。嫌い

最近のSNSを拝見していると不愉快になることが多い。思うところを勢いに任せて一気に書いたが書き終わって冷静に眺めたら、かなり過激な内容になってしまった。自分のブログなので何を書いても憚ることはないが自分が不愉快になりそうなのでアップを止めた。

気を取り直して・・このレンズで撮った画像を眺めていたら穏やかな気分になってきた。以前にも書いたが三毛猫のイネちゃんは相変わらず懐かずに少し近づくとすぐに逃げてしまう。カメラを向けてもオスマシを決めている。だが自分が綺麗に撮られている状況だと逃げずにときにカメラ目線までくれる。この時は光も構図もイマイチだったのか?やっぱり三毛猫は嫌いだ。

LEICA M9-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M9-P / Hektor 73mm f1.9

後輩

昨日は後輩から報告したいことがあるとのことで、以前在籍していた会社へ納品がてら訪れた。その後輩とは在籍していた当時から一緒に多くのプロジェクトを手がけたり、趣味のことを熱く語り合ったり、自分がカメラマンとして独立した後は撮影仕事を多く依頼してくれたり、また、一人娘の小学校入学時には記念撮影をしてあげたりと、公私共に良き付き合いをさせてもらっている。良く出来た後輩でいつでもどこでも私を立ててくれて常にリスペクトしてくれる。今時、珍しいくらいの誠実な人物だ。

その後輩から9月に大きな手術をすることになったという報告があった。常々、自分自身を節制し、色々なことに対して気を使っていた後輩なのでそんな状態には見えなかったが、かなり大きな手術になるとのこと。にもかかわらず明るく報告する後輩。おかげでこちらもそれほど深刻にならないで済んだがこの強さには感心させられた。

彼の人生、どういう巡り会わせなのか今年は会社でも家庭でも様々な困難が立ち塞がっている。その上に今回の手術だ。聞いている方が落ち込みそうだが彼の態度はいつもと全く変わらない。かなり年下で後輩なのだが尊敬に値する人物だ。必ず元気になって戻ってくることを信じている。成功を祈ってワンショット。相変わらず穏やかで良い笑顔だ。

LEICA Q

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EPSON R-D1

デスクの傍らにはいつもEPSON R-D1xGがある。2年ほど前に生産終了のアナウンスがあり、このカメラだけはぜひ手元に残しておきたいと思い、新品を手に入れた。世界初のレンジファインダーデジタルカメラとして今のM10やM-Pなどのルーツと言えるカメラ。そして自分がこのカメラとの出会いでフォトブログを始めた記念すべきカメラだ。

2004年、エプソンから突然R-D1が発売された。ライカの化粧箱を模したような豪華な箱に納められ、ズッシリと手に伝わる世界初のカメラに興奮した記憶が鮮明に残っている。当時としてはかなりの高額なカメラだった。このカメラを手に入れてフォトブログを始め、それがきっかけで多くの友人と出会い、今の自分のデジタルライカに繋がっている。

R-D1発売から2年後にM8が世に出た、その3年後にM9が出てその後のMを挟んで今のM10に繋がっている。今のライカのレンジファインダーデジタルカメラはR-D1が無ければ生まれなかったと言っても過言ではない。結局エプソンはR-D1のマイナーチェンジ版R-D1s、R-D1xを世に送り出したがこの1機種だけで終わってしまった。残念だ。

だが、ライカレンズの世界に与えた影響は計り知れない。これをきっかけに価値を下げつつあったM・Lマウントレンズたちが蘇り、その後のミラーレスの進化によるレンズの高騰ぶりは周知のこと。開発者の方々ともよくお会いして様々なことを語り合い、友人たちともたくさんの貴重な時間を共有できた。今の自分の礎となったR-D1はかけがえのないカメラだ。

今なおユニークな軍艦部のアナログ感や操作フィール、おそらくもう生まれることの無い等倍ファインダー、どちらかと言えば無骨な姿。M型に対し、あたかもバルナックライカのような存在でデスクの傍らに佇んでいる。ここでこれ以上熱く語っても今更感があるので詳しくはヨドバシのこちらの記事を。熱い思いでR-D1の魅力が十二分に伝わる記事である。

EPSON R-D1xG / SUMMILUX-M 35mm f1.4

EPSON R-D1xG / SUMMILUX-M 35mm f1.4