X100というカメラ

久しぶりに食指が動いたカメラがリリースされる。フジのX100Ⅴだ。X100シリーズは初代と二代目のSは使用経験があるがしばらくご無沙汰している。金沢の高橋俊充氏がプロモーションに関わった四代目のFも魅力的だったが購入するには至らなかった。ここ数年、プライベートカメラはライカ一筋で落ち着いていた。

だが、今回のX100Ⅴはデザインもレンズもリファインしてエッジの処理などはライカっぽくなり、かなり食指が動いている。特にシルバーはいい感じのオーラを放っている、そのX100Ⅴだが発表早々に鈴木達朗氏を起用したPVが炎上している。観た瞬間、自分も違和感と嫌悪感を覚えた。炎上後のフジの対応も火に油を注いでしまった。

PVでの彼のいわゆる街中でのスナップは撮影手法としては頭から否定はしないが好きではない。それにしてもなぜX100Ⅴのファーストイメージとして鈴木氏を起用したのか?自分のX100シリーズに対するイメージはもっと静的で上品でジェントルなイメージだ。攻撃的で真逆なイメージの写真家を起用して何をアピールしたかったのか?

長年に渡りX100という名機のイメージを育んできて自社の製品の持つイメージを理解しているのだろうか?前のモデルX100Fで高橋氏を起用し、個人的にはあの方向の写真家が一番イメージに合っていると感じていた。「日常の中の美しい瞬間を美しいスタイルで撮るカメラ」それがX100だと思う。今回の炎上騒ぎは X100Ⅴ がさらなる名機の予感がするだけにスタートからケチがついてしまって残念だ。

LEICA Q-P

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ポリペクトミー

昨日までの3日間、胃のポリープを切除する為に埼玉医科大学国際医療センターに入院をしていた。正式には「ポリペクトミ-(内視鏡的粘膜切除術)」という仰々しい名前のついた手術。胃カメラの延長線上でさほど大袈裟なものではないと思っていたが、約1センチ大になった胃のポリープを切除するので鎮静薬を使い、ほぼ寝てしまう手術となり、さすがに日帰りという訳にもいかず、術前管理と術後の出血などを管理する為に3日間の入院となった。

今回、ポリープの切除を勧めてくれたのは行きつけの胃腸科クリニックのドクターで、毎年真面目に胃カメラの検査を受けていたおかげで徐々に大きくなった経緯を心配して出来るなら早めに切除した方が良いとのことで、そのドクターの後輩の准教授が居る埼玉医科大学国際医療センターを紹介して頂いた。これが行ってみると癌や心臓病などの高度医療専門の大病院!自分のような軽い症状で良いの?と気が引けるほどの施設!その為、少々居心地が悪かった。

手術前からおそらく良性でそこまで大きくないので心配はないと言われていてしっかりと切除できたので今は全く心配はしていないが、健康な人間がたった3日間でも点滴をして自由を奪われ、消灯時間を守ってベッドに居なければならないのはそれだけで病人になってしまう。やはり健康でやるべき仕事があるというのは本当にありがたいことだ。定期的な受診は転ばぬ先の杖。早めの診断は大切なことだということを改めて痛感した。

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初体験?

今年の初めに相方殿と築地場外市場へ初めて行った。夫婦揃って東京生まれのはずだがなんと築地の場外市場は初体験!元々は大の寿司好きの相方殿に前々から絶対行ってみたい!と懇願されていた為、二人そろって初の築地へ。

市場が豊洲へ移って場外の店だけが残り、狭い路地に軒先がひしめき合っていてまさにカオス状態。たまたま仕事初めの日だった為、予想よりは混んではいなかったがそれでも前日に本マグロを1億9000万で競り落とした注目のすしざんまいは長蛇の列!

初の場外で前評判を色々と探ってはきたが、実際どれも美味しそうに見えるサンプルや写真は本当はどこが良いのかさっぱり?とりあえず、すしざんまいは外して念願の海鮮丼を二人で頬張った。やはりネタは良いのでなかなかの旨さ。それでも何度か通わなければ本当に旨いお店は分からないかな?

写真的にこの手の光景がお好きな方にはフォトジェニックな場所でここだけ大正~昭和?が残っていてなんとも懐かしい光景。だが、ここもいつまで残っているのだろう。

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シャボン玉との出会い

「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」との出会いは不思議な出会いだった。

1988年の音楽座旗揚げ公演の年、自分は多摩センターに建設中の「サンリオピューロランド」のプロジェクトにアートディレクターとして携わっていた。いくつかあった担当エリアの中でメルヘンシアターというアトラクション計画があり、ちょうど基本設計が済んで実施設計に入る前だったと記憶しているがサンリオの担当者から相談があった。

オープン後のメルヘンシアターで実際に演劇を依頼できる劇団を選定中でその中に発足間もない音楽座がリストアップされていた。その為、当時のプロジェクトリーダーと私に実際にその劇団の公演を観てきて欲しいとの打診があった。それが「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」だった。

それまでミュージカルなど全く縁がなかった自分はリーダーと共に初めて本多劇場へ足を運んだ。チケット窓口に行くと前売りのチケットはすでに売り切れていて当日券の補助席ならばあるとのこと。今振り返るとその時すでに公演の終わり際で評判が評判を呼び、チケットが入手しずらい状況だった。

仕方なく通路に設けられたパイプイスの補助席で居心地の悪さを感じながらも幕が上がった。最初は宇宙空間からの関西弁からの宝塚?と違和感を感じていたが始まってしばらくすると一人の少女があのメロディを歌いだした。その途端、全身にカミナリが落ちたような衝撃と心の奥底を揺さぶられる感動に出会ってしまった。それが「ドリーム」だった。

狭い本多劇場の通路前方3~4列目の距離でその歌声を浴びてしまった。その少女のどこまでも届く透き通った天使のような歌声は人生で初めて人の歌声で涙がこぼれた。その少女こそ若かりし頃の土居裕子さんだった。実は初演のストーリーはあまり記憶していない。土居裕子さんの歌声しか覚えていない。それほど衝撃的な出会いだった。

人生で初めて観たミュージカルがシャボン玉の初演という今振り返ればなんという幸運!その瞬間からミュージカルを愉しむ豊かな時間が持てる人生が始まった。自分の人生においてサンリオピューロランドから始まったテーマパークとの縁は無くてはならないがそのことによって音楽座と出会い、「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」に出会い、土居裕子さんという永遠のマドンナに出会えた。縁というものは不思議なものだ。

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.