ライカ仙人 オールドレンズ編

Summilux 35mm f1.4、Hektor 73mm f1.9、Thambar 90mm f2.2。
今の自分にとってライカオールドレンズで必要十分なレンズはこの3本だ。

以前のブログで「デジタル時代のライカ仙人」というタイトルで、このレンズだけでもうライカレンズは必要十分!という内容のことを書いた。もう数年前になる。今の自分は仕事カメラとプライベートカメラの棲み分けが出来ていてプライベートはほとんどライカ中心で使うレンズも決まっている。

ライカと出会って約30年、フイルム時代は新旧レンズも今ほど高価ではなかったわりには使うレンズも少なかった。だがEPSON R-D1をきかっけにデジタルになって撮影結果がすぐに分かることも災い?して次から次へとレンズを手にした。その後、ライカ初のM型デジタル、M8の影響で人気はさらに加速し、ライカレンズは新旧問わず恐ろしく高価になった。が、それに比例?するように自分の使用遍歴も加速した。今振り返ると真っ青になるほど投資してきてしまった。

しかし、数年前、ちょうどフルサイズのM9が出てしばらくした頃、自分的にはもうこのレンズさえあれば他は要らない。と思うようになった。その時のレンズが、Summilux 35mm f1.4、Noctilux 50mm f1.0、Thambar 90mm f2.2の3本だった。この時はM9とこの3本だけで十分満足だったし、それがライカ仙人たるお作法と思えた。そして今は冒頭に記した3本になった。

Noctilux 50mm f1.0がHektor 73mm f1.9に代わっただけだがNoctiluxにはたくさん思い入れもあり、今ではとんでもなく貴重なレンズなだけに手放すことはかなり迷ったが、いかんせん使用頻度がどんどん落ちていた。逆にHektorには特別な思い入れがあってこのブログでも書いたが素晴らしいコンディションのHektorに出会ってしまい、今はこの3本に至っている。3本というのがちょうど良い本数でこれ以上でもこれ以下でもない。しかもM9-Pとのセットが一番似合っているレンズたちだ。この3本があるがゆえにいまだにM9-Pが手放せない理由でもある。デジタルでも伝統のM型ライカらしい雰囲気が残っている。

RX100M6

RX100M6