一番のお気に入りで常に傍らにあった「SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH. BlackChrome」がドイツ送り3ヶ月コースとなってしまった。ライカ銀座で予約購入して約3年、さほど過酷な状況で使用していたわけではないがフォーカスリングに変なガタが出始めたのが昨年暮、微妙なガタだが気になり出すとやはり使用頻度も落ちる。M10-Pのセンサークリーニングで銀座へ寄ったついでにサービスで見てもらうことにした。
予想では何がしかの締め直し程度で治ると思っていたがさにあらず、かなりの重症とのこと。通常使用の新品から3年弱でこんな症状は初めての経験、サービススタッフも見たことのないガタだと。その上、ASPH.レンズは特別な機械を使用しないと調整出来ず、国内では無理とのこと。ドイツ送りは何年ぶりだろう?久しく経験していなかったので驚いた。
それにしても相変わらず要する時間は3ヶ月とのこと、今時こんなことを真顔で言えるメーカーはライカだけ。ショックだったが仕方ない。生まれ故郷で完治して早く戻ってくる事を祈るしかない。心配なことはこういうケース、良からぬ感情が沸き起こること。ライカという病はカメラにしてもレンズにしても何かが居なくなると代わりになりそうなものを物色し始める傾向がある。耐えられるだろうか?