カメラの精神性

初めて自分のカメラを手にしたのが高校1年生の16歳、それから50数年、この歳になっても新しい機材にはワクワクする。仕事で使うカメラもプライベートで使うカメラもどれもワクワクする。それが生きる活力にもなっている。こうなったら死ぬまで機材にはワクワクしていたい。以前書いたプロダクトとしてのカメラの魅力もあるがそれに加えてカメラによって撮影時の精神性が違うという魅力があるから。

例えばコンパクトカメラを構えた時、一眼レフを構えた時、今時のミラーレス一眼を構えた時、仕事などで高画素カメラを三脚に据えて構えた時、中判カメラを構えた時、そしてレンジファインダー、特にライカを構えた時、それぞれ被写体に対峙する時の精神性が違ってくる。それぞれの精神性の違いは過去に軽く書いている。長いのでここでは省くが。

共通して言えることはカメラを持って被写体を見るとき、そのカメラから伝わる形や性格を手や脳が認識し、脳から視線を通じて見たモノがどう映るかをイメージし、その時と感じた瞬間にシャッターを押す。それが写真として記録される。カメラという道具の形態や機能がメンタルや手や足の身体的な動きにも影響し、記録される写真に反映される。それぞれ目的を持って生まれたカメラと自分がシンクロした撮影。それが実に楽しい!

LEICA D-LUX8