一昨日、ウェブコンテンツにWORKS 2を追加した。今まで10年以上に渡って撮らせて貰った空間系クリエイターたちのポートレイト。ほとんどが自分がかつて在籍した会社の後輩たちでデザイナーとしてあるいはディレクターとして彼らや彼女らの成長過程をファインダー越しに見てきた。
それらを一同に並べてみると感慨深いものがある。人を撮ることは鏡の中の自分を撮るようで奥が深い。ファインダー越しに相手の表情やしぐさを観察し続ける為、撮影後はグッタリ状態。ただ、風景写真や仕事の空間系写真とは違う充実感や満足感がある。
もともとコンテンツに加えることは考えていなかったが相方殿からせっかく自然で良い表情の写真が多いのだから公開してみたら?と。以前にも友人から若い人たちのポートレイト、とてもいいですよ。と好評を頂いたことが何度かあった。彼らのおかげで今の自分がある。感謝の気持ちを込めて公開することにした。
自分のポートレイトはその場の空気感の中で撮ったものばかりで凝ったライティングや演出など皆無、もともとそんな技術は持ち合わせていないし、常に忙しいクリエイターたちなのであくまでオンサイトでのアベイラブルライトが基本条件。彼らの素の表情が好きなのでこのスタイルが気に入っている。理想はライカだけでゆっくりと撮れれば嬉しいのだが、今や自分の老眼が耐えるかどうかが一番の問題だ。