今更感もあったが所有していたチタングレーのQをQ-Pへチェンジした。すでにモデル末期でQ2も近々発表されるであろうこの時期に自分でも酔狂なことだと思うが控えめなPで好きなレッドスケールがより迫力ある仕上げならば躊躇することは無かった。
手にしたステルス仕上げのQ-Pは予想を超えるマットさ。手や指にわずかに抵抗感があって(最初はザラッとだったがよくよく触るとパウダー感?)こんなライカボディは初めて。一見するとQには見えないほどのダーティーさで自分のキャラと合っていて気に入った。さらに小さな事だがシャッター周りが一新された。この変更はおそらくライカ自身が気付いていたQのウィークポイント。硬い感触の電源スイッチは自分のQでもイラつくことが多かった。
Q-Pを改めて使ってみるとSUMMILUX 28mm f1.7 ASPH.はやはり素晴らしい。単体レンズと比較しても開放時の電子シャッター、短い最短撮影距離、マクロ機能、AFもMFも自由自在。このレンズだけとってもQの価値は色褪せていない。長い付き合いが出来るカメラだ。これほど完成度の高いQの後継機Q2はどんな姿で世に出てくるのか?興味は尽きない。