高齢者とペット

写真家の渡部さとる氏が氏のブログで新しい猫を飼うかどうかで迷っていて結局飼おうか・・・的な内容が綴られていた。飼い主側の年齢がネックになっているのは私と同じだ。思わず苦笑い。最近、氏は可愛がっていた猫が急死してその為だけではないようだがここのところご自分の体調まで悪くなり、色々と大変なご様子。

私も以前のポストでも書いたが新しい猫を飼うかどうかで自分と相方殿の年齢を理由に断念している。いや、諦めたわけではないが今のところ考えないようにしている。と言った方が正しい。実際、同じような悩みを持つペット好きな方は多いのではないだろうか?年齢を重ねていく中でペットはかけがえの無い存在であり、思いの外その存在は大きい。

ただし、飼い主頼りの家族だからこちらが最後まで看取ってあげるのは飼い主の義務だ。理屈ではよく分かっているつもりだがなかなか難しい。私の周りの高齢者予備軍の知り合いたちも最近ペットを飼う率が高い。これから高齢者が益々増えていく中でペットとの共生は日々の生活に糧を与えるし、どちらにとっても良い事だと思うのだが、個人だけではなく社会全体でこの問題の解決策は何かないのだろうか?

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

BSD

昨日はわたくしの誕生日だった。昨年還暦を迎え、多少は大人になって世の中のことも達観して見えてくるかと思いきやいまだに未熟者で悟りの境地などとんと見えてこない。迷うし、悩むし、いまだ煩悩の塊だ。20代の頃、還暦を越えた人たちがみな人生を達観した偉い人に見えたがあれは思い違いだったのか?いくつになっても望むような人間にはなれないものだ。

そんな私でも相方殿が毎年祝ってくれてお気に入りの土屋鞄のコードバンの長財布をプレゼントしてもらった。3年前に同じコードバンのグリーンをプレゼントしてもらい、頑丈で使い勝手も良く、気に入って使っていたがあちこち傷も付いてきたので今回は黒のコードバンに。

その後はパンケーキ専門店で美味しいディナーとパンケーキデザートで舌鼓を打った。昨年、還暦のバースデイではビックリするようなイベントとプレゼントで祝ってもらって自分的にはもうバースデイは十分堪能して打ち止めと考えていたが今年も色々と気遣ってくれてありがたいバースデイを祝ってもらった。相方殿にはいつも感謝している。

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LEICA Q

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ムギとイネ

ウチのお猫様たちは懐いてくれない。少なくとも私の周りに纏わりついたり、私が愛でようと近づいたりすることは不可能に近い。ただし、自分たちの都合で近づくことは多々ある。特に相方どのが買い物から帰って台所に入ると二匹揃ってソロリソロリと近づいてくる。お目当ては大根の葉っぱ。胃の中に溜まった毛繕いの毛を出す為だ。家猫で外には一度も出たことの無い彼らにとって大根の葉っぱは必需品らしい。

雄の黒猫ムギと雌の三毛猫イネ。決まってムギが偵察隊でその後からイネが付いて来る。少々お頭が弱いムギと賢くて用心深いイネ。人間と同じように性格が違って兄妹猫の二匹の中でもヒエラルキーがあって実に面白い。里親募集でウチに来てもう6年、立派な家族だがもう少し懐いてくれると嬉しいのだが間々ならないものだ。

LEICA M-P / SUMMILUX-M 35mm f1.4

LEICA M-P / SUMMILUX-M 35mm f1.4

変革期

ホンダがもがいている。F1しかり、自動車業界の再編しかり、ホンダの長い歴史の中でも初めてのことではないだろうか。本田宗一郎がカリスマだった時代とはもう違う。盛んに言われる言葉だ。そうだろうか?モノ創りの原点はいつの時代も変わらないはずだ。求められる事を求められる時に求められる場へ提供する。その為に誠意と情熱を持って努力する。このことは普遍のはずだ。

今のホンダは勝負する場所や時、判断のタイミングなどが少しづつズレていたり、遅れていたりしているだけで原点の持つべきスピリットはいつの時代も変わらないはずだ。少なくとも私はそう信じている。デジタルカメラの世界でも似たような現象が起きている。今やSONYの勢いはCanonやNikonを脅かしつつある。求められる技術が時代とともに大きく変化し、いわゆる写真機の世界とは違う世界と言えるセンサーやエレクトロニクス、制御などの技術が重要なキーアイテムになりつつある。

自動車業界も同じだ。今のところ日本のメーカーにおいては自動車業界だけで再編が進み、本当の変革になっていない気がする。その流れからホンダはひとり取り残されつつある。という見方が大勢を占めているがそうだろうか?例えばホンダはソニーやアップルと組んで車を創ったらどうだろうか?そういう大胆な発想や視点が必要な気がする。F1も自動車業界もその世界だけで結果を求める時代ではない気がする。

LEICA Q

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