喜びを感じること

昨日までの変則出張?が無事終了した。体力的に少々不安な面もあったが今週の3件の撮影はどれも優れたデザインで素晴らしい空間、良い意味でのプレッシャーとワクワク感で充実した撮影ばかりだった。3件のうち2件は夜中の撮影でほぼ完徹状態、その上、広島と福岡へのトンボ帰り出張だったが意外なほどまだまだ大丈夫な体だった。昔取った杵柄といったところ。

何より、立ち会いのディレクターやデザイナーの方々との時間が充実していると疲労感などは感じないものだ。どの現場もプロジェクトが終わった安堵感と写真という記憶に残す楽しみや喜びとが共有できること。優秀な若いデザイナーたちの力作に触れられること。そして若い彼らとの何気ないコミュニケーションの中で自分が経験してきたことを少しでも伝えられる喜び。その瞬間のためにこの仕事をしていると感じる。

今週はスケジュール的なものと自分の健康状態とでどうなってしまうかと思っていたが良き仕事を通じて良き時間が持てた週だった。喜びを感じながらの撮影は心身ともに良い影響を与えてくれるものだ。

LEICA M-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

LEICA M-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

変則出張

今週は18日~19日で広島。明日21日~22日で福岡の出張がある。正確には広島は終了した。今回の出張、1泊2日のように見えるがどちらも夜22時から朝までの撮影。ゆえにホテルは無駄になってしまうので宿泊は無い。ほぼ完徹状態でトンボ帰りの出張だ。長年この仕事をしていてこういう変則的な出張は初めて。体が持つのか少々不安もあったが広島は無事終了し、意外とまだまだ若いしイケる!と感じた。

ただ、明日は福岡に行く前にもう一件、別の撮影が入っている。その撮影が終わり次第、羽田から福岡に入り、22時から朝まで撮影をしてトンボ返りだ。今回の出張仕事も同日の別の仕事もどちらのディレクターもいつもお世話になっている恩義がある方たち。厳しいスケジュールだが喜んでお受けした。

フリーランスにとって常に依頼を頂き、忙しく仕事を続けられることはありがたいこと。依然として軽い体調不良は続いているが少々不調でも現場で構図を決めてファインダーを覗いてレリーズを押していると不調など吹っ飛んでいる。やはり天職だ。

LEICA Q

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大谷翔平

大谷翔平選手のMLBエンゼルスへの入団が決まった。高校時代から逸材と騒がれ、当初はMLBを目指して日本の球団には入らないと表明していたが、日本ハムが強引にドラフト指名し、熱烈な説得とその当時の栗山監督との出会いが日本ハム大谷を誕生させた。その後、栗山監督と二人三脚で前人未到の二刀流を続け、様々な批判を浴び続けながら投手としても打者としても一流であることを証明してみせた。

当初は私も二刀流は反対で100年に一人の逸材投手に二刀流は妨げになると感じていた。だが栗山監督という名監督との出会いが結果的には大谷選手にとって大きな飛躍になった。大谷選手とは常人では計り知れない才能を持っていたということでそれを見抜いて世間の批判をものともせず二刀流を貫いた栗山監督と大谷選手には拍手を送りたい。

MLBでも様々な意見が出ることが予想される。だがこうなったらMLBでも二刀流を貫き、イチロー以来の不世出の選手にまで登りつめてもらいたい。名前が売れて回りにチヤホヤされて堕落していく選手が多い中、大谷選手の謙虚さ、勤勉さ、冷静さはブレることがないと思う。きっとMLBでも結果を残してくれると信じている。

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体のサイン

昨日、母親の四十九日を終えた。身内だけで良き時間を持てた。母親が亡くなった後の軽い体調不良は相変わらず続いている。何年か前に経験した自律神経失調症にも似ている。考えてみればここまで長く生きてくればどこかがおかしくなっても不思議なことではない。機械でも長く使用されればどこかが壊れるのは至極当たり前のこと。生身の人間ならばなおさらだ。

以前ならばなぜこんな風に体調が悪いのか?と色々な診療科にかかって調べ、そのせいでメンタル的にも悪くなるということもあったが最近では不調は体のどこかがサインを出してくれていて日々気をつけなさい、大切にしなさい。と、示唆してくれていると考えるようになった。本当に深刻な状態ならばさすがにそういうサインも出るはずで今の不調は体からの良いサインかもしれない。

改めて思うのはやはり人間は食事と睡眠と適度な運動。これに尽きると思う。自分は相方殿のお陰で食事に関してはかなりマシな方だが睡眠と運動は意思が弱く自分でも情けなくなる。現代は自分も含めてこの一番基本的で簡単なことが守れていない人間がほとんどかもしれない。自分の体は自分にしかケアできないものだが分かっていてもなかなか間々ならない。

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