今の自分とライカ

ライカ一台だけ持って旅に出たい!

ライカ使いがよく言うコピーだ。自分も昔はそんなことをよく思った。ただ、最近は別に旅に出ずとも身近な場所で美しい光景には出会えるものだと感じる。プライベートは出来るだけライカで撮ろうと思っている。ライカというカメラは昔からよく言われているが相手にプレッシャーを与えずにサラッとその場の空気を写し撮れるカメラ、そして撮影者をとても心地よい気分にさせてくれる稀有のカメラだ。

仕事では常に大げさな一眼タイプのカメラを使用しているせいもあってプライベートではその種のドヤ顔的なカメラを全く使う気になれなくなった。やはりプライベートはライカがいい。ライカで身近な人の自然な表情や自分の身の周りの美しい光景を残せる瞬間が一番幸せだ。ライカ自体は単に写真を撮るだけの道具だが日々出会う光景を気負うことなく自然体で美しく残そうと「思わせてくれる」唯一無二の存在だ。

ライカは非常に高価で趣味性が高い。その為、ご立派な作品を残さなければ的な重い十字架を背負ってしまう方々も多い。ただ最近、私はライカというカメラはスマホと同じように何気ない日常をただただ残す為のカメラでも良いのではないかと感じる。ただし、そこから生まれる一瞬はスマホでは残せない美しい貴重な一瞬になる。それが今の自分にとってのライカだ。

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.