昨日、代官山のFOTO-MUTORIというショップへ初めて伺った。ライカが中心の昔ながらのいわゆる中古カメラショップとは違う雰囲気のショップで、私も中古カメラショップとは長い付き合いがあるがこういうショップは初体験。こちらのオーナーの木村氏とは先日、別の場所でご紹介いただき、その後、改めてのショップ訪問となった次第。木村氏はあのマップカメラがKASYAPAを立ち上げた頃、おひとりで撮影と文章を担当されていた知る人ぞ知るお方。
代官山蔦谷から歩いて10分ほどの閑静な場所にあってお洒落なマンションの一室のドアを開けるといきなり急な階段があり、それを昇るとモダンなインテリアに旧い木製カメラ。アンティーク什器の中には見たことの無い大型レンズが所狭しと鎮座している。まず驚いたのが「ライカレンズ」がほとんど無い!あっても数本、ライカレンズ自体が浮いて見えるショップは初めてだ。中心は大判フィルムカメラやカメラ黎明期、乾板写真機の時代のカメラやレンズ、フォコマートなどが綺麗に置かれ、それらが古臭くないむしろ心地よい雰囲気となって包まれるショップ。こんな感じで伝わるだろうか?
とにかくユニークなショップで旧来の銀座の中古カメラ店とは違い、昨今、代官山や流山の方で注目されている新しいスタイルのアンティークカメラショップだ。そう書きつつ伺った理由はとあるライカレンズの為だったがそれはまた改めて・・・。オーナーの木村氏だがなかなかのイケメンで腰が低く爽やかでとても好印象のお方。小一時間、コアなコアなお話をさせて頂き、楽しく貴重なひとときを持てた。人との出会いはやはり財産だと思う。ここは探しているモノをピンポイントで手に入れるには最適なショップだ。