中国・九州地方では大変な豪雨の被害が出ている。自分も一昨日は本当に危機感を感じた。だが、それが自然の力であり、畏敬の念を忘れてはならないと思う。豪雨の夜の翌朝、ベランダから望む高く青い空に何層にも重なりディティールが浮き出るような美しい造形的な雲。雲にはいつも惹きつけられる。これも自然の成せる技だ。
あくまで自分の感覚的な印象だが、LEICA Qは広いラチチュードの中に解像感が浮き出てくるような描写をする。このような雲はなかなか見たとおりに写しこめない。カメラ側の設定でかつてのコダクローム風になるようコントラスト・彩度・シャープネスを変えているが、これはその設定で撮りっ放しのJPGをフォトショップでレベル補正だけ行った。
LEICA Qというカメラはこのレンズと専用にチューニングされたボディが生み出す描写にその真骨頂がある。オリジナルサイズの画像で見ると絞った時のSUMMILUXは恐ろしいほどの描写だ。