SUMMILUX 28mm f1.7 ASPH.。LEICA Qのレンズである。
発売当時、フルサイズ28mm固定でこんなスペックのカメラが出るとは夢にも思わなかった。当時はかなりセンセーショナルだったことを覚えている。そのQも発売からもう2年が経つ。デジカメとしては2年はもう古いモデルと言ってもよい。ただ、このレンズがある限りその価値はあまり下がらない気がする。
ライカのデジタル部は弱いと長く言われてきたが、このQでその汚名も返上した感がある。以前からライカとパナソニックは技術提携していることは周知のこと。同時期に開発されたと思われるマイクロフォーサーズ機のパナソニックGX8をたまたま使っていたことがあるが、デジタル部やAFのフィーリングなどほとんど兄弟機のような印象を受ける。おそらくGX8の技術の一部が共用されている感がある。バッテリーも問題なく共用できることからこの推測はまんざらハズレでもないだろう。
ともかく、ボディ部の進化は今までのライカとは一線を画すが、それにもましてこのSUMMILUXの名を冠したレンズは本当に素晴らしい!シャープさとボケの美しさはSUMMILUXの名に恥じない。陳腐化しやすいデジタルカメラの中でシンプルで秀逸なデザインとレンズの普遍性、持った時の高揚感などいかにもライカらしいカメラだ。ほぼ2年遅れで手に入れたが長く付き合えそうだ。