M10-Pの気になるところ

M10-Pが手元へ来て3週間、シャッターフィーリングに魅せられてM-Pを手放して手に入れたが概ね満足している。概ねというのはブラックペイントのM-Pは手持ちのレンズたちを考えると手放すのは惜しかったという思いがふつふつと湧き上がってきているから。自分にとってメモリアル的な存在のM9-Pは手放せなかったのでまだ手元にはあるがカメラとして9年選手!というレジェンドぶりは撮影に当たっては覚悟が必要になる。M-Pは厚みと重さ以外はカメラとしては不満は無かった。

と、今更後悔しても仕方ないがM10-P自体はいくつかの点を除けば大変満足している。些細なことだが気になる点、ブラッククローム度が半端ない。M10のブラッククロームと同じ仕様のはずだが印象としてMMに近い艶消し度に感じる。装着するレンズも合う合わないが出てくる。逆にシルバークロームは素晴らしい仕上げでどんなレンズにも相性は良いように感じる。また白黒病が再発しそうで困ったものだ。

それからWiFiの繋がり具合が今時のカメラでどうしたらこんな繋がり難くできるのか不思議で仕方ない。何回トライしてもパスワードはリセットされるし、繋がった実感が全く無い。他のM10-Pユーザーも同じような印象を受けているらしいので自分だけのことでないようだ。ファームアップで修正されることを切に願う次第。後はこれも些細なことだがストラップ取り付け部のガードが無くなった。これも手持ちのストラップが保護レザーなどは付いていないものばかりなので少々困っている。

それから・・・まだあるの?と思われるがこれはM10-Pならではの贅沢な点だ。とにかくシャッター音が静かで時には撮った感が無い時がある、特に屋外などはシャッター音が全く存在しない。ショックはあるので悪くは無いのだが慣れの問題かもしれない。屋内では何度でもシャッターを切りたくなるほど素敵なのだ。たかがシャッター音、されどシャッター音だ。よくぞここまでライカらしさを追求してきたと脱帽状態だ。最後は結局、ライカをヨイショしてるのだが。

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.