終活年賀状

先週・先々週と撮影が立て込んでまたまたご無沙汰してしまった。自分の業界の撮影仕事は夜は遅く、朝は早い場合が多く、それが毎日続くとさすがにへばってくる。オファーはありがたいが多過ぎるとカラダに応える。今週は少し落ち着いて納品作業週間。やるべきことは山ほどあるが自宅でマイペースで出来るので精神的には楽だ。

この時期、会社員時代は忘年会で忙しくしていたが今は全く無くなった。趣味のお仲間と軽くやるくらいでそれがちょうど良い。もともとアルコールは強くはなかったが会社員時代は付き合いもあったので無理やり飲んでいるうちに強くなった。ただ、今はアルコールとはほとんど縁が無い生活なので極端に弱くなった。350mlの缶ビール半分でも十分。もう体がアルコールを欲していない。今はそれが自然体で楽だ。

年末になると毎年頭が痛いのが年賀状。仕事柄クオリティを要求されるので余計に悩みの種。しかも数年前から年賀状自体の意味が自分の中で薄れてきているので尚更だ。ある年配の先輩から毎年のように表裏印刷のみの年賀状が送られ、私の名前を間違い続けている。その方は会社の役員を勤め上げ、経団連にもご縁があるような世間的にはご立派な方の年賀状がそれである。

そもそも日本郵便の毎年判で押したように早く投函させるやり方も疑問だらけ。風情も何も無い。年賀状自体の目的や価値に疑問を持たざるを得ない。そこで今年を最後に年賀状とはオサラバしたいと思っている。いわゆる終活年賀状だ。意味が無いと思う事はもうやらないことにする。人生の貴重な時間はそう長くはない。もっと大切なことに時間を使いたい。

LEICA Q-P

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