この夏は主要カメラメーカーの新製品が多くリリースされ、コロナ禍の中、カメラファンにとっては充実した夏になった。特にキヤノンとソニーはそれぞれファン待望の機種が発売になってSNS上ではお互いのファン同士の対決ムードで熱く盛り上がっている。その対決ムードが良からぬ方向へ進むこともある。
新しいカメラが出る度によくあることなのだが最近は高価なカメラが多いので拍車がかかるケースが多々ある。いわゆる作品至上主義の方々の言い分はカメラはあくまで道具で写真を撮る為のもので撮った作品が大事。腕も伴っていないのに高価なカメラの性能や持つ喜びなどばかりに言及することなど本末転倒!と否定的な意見が必ず出てくる。
カメラ志向に対するアンチの意見だがそもそも論として個人の趣味の嗜好を他人にとやかく言われる筋合いは無いし、カメラが大好きということは素晴らしいことだと思う。それについて先日、人気ユーチューバーの「まきりな」さんが語ったことが当然のことだが久々にすっきりして我が意を得た。
氏曰く、趣味の世界で何が一番大切かと言うと「自分が幸せになれること」と。カメラが好きでカメラを愛でることで自分が幸せに感じるならそれが一番、撮影することで幸せに感じるならそれが一番、作品を他人様に見てもらうことに幸せを感じるならそれが一番。人それぞれ顔が違うように幸福感はそれぞれ違って良いのだ。
カメラを愛でることを恥じることなど一切ない。一番大切なことはそのことによって自分が幸福かどうかだ。ちなみに自分のカメラと写真の幸福感の比率だが仕事ではカメラ 1:写真 9、プライベート(=ライカ)ではカメラ 9:写真 1だ。どちらも幸福感は半端ない。文句あります?笑