あのタンバールが復刻されて今月発売となる。ズマロン28に続いて復刻シリーズ?として再び世に出る。ライカのオールドレンズが復刻されることに心情的には一抹の寂しさと残念さ、ほんのちょっぴりの期待が入り混じっている。
数多あるライカオールドレンズたちにはそれぞれレジェンドがある。特に70年以上前に生まれたレンズたちには当時の姿や写りが現代では計り知れないとうところに独特のロマンやヒストリーを感じる。それが最大の魅力でもあった。それがブランニューとなって目の前に現れることに私のような旧いライカ人類には違和感を感じ得ない。
銀座のスタッフによると新しいタンバールは残っていた設計図から当時のタンバールそのままに作られるらしいがレンズのガラス素材は違ってくるから厳密に言えば写りは違ってくるはずだ。ただ、設計当時の本来のタンバールの写りというものがどんなものだったのかは興味津々ではある。順番から言えば三番目の復刻はこのヘクトールあたりになるかもしれない。それだけは勘弁して欲しいというのが本音だ。