オスタペンコ

テニスの話題ばかりになってしまうのはこの時期仕方ない。全仏オープンテニス、女子決勝はランキング4位のハレプと47位でノーシードのオスタペンコ。結果はオスタペンコが優勝!ノーシードの選手の優勝は全仏がオープン化以降初だそうだ。しかも20歳の若さ。観ていて気持ちの良い試合だった。

途中、ハレプの流れになってこのままハレプが悲願の優勝を勝ち取るかに見えた。しかし、若さゆえか何も失うものの無いオスタペンコ。ピンチでも今まで通した攻撃的なテニスで乗り越え、最後までそのスタイルを変えず優勝してしまった。最後のマッチポイント、普通の選手ならば緊張してしまう場面でも最後も素晴らしいリターンを決めてアッサリ優勝を決めてしまった。4位のハレプでも最後はお手上げ状態だった。

この試合を観て今大会の錦織圭のことを思った。すでにここでも書いたが今回の全仏は何かイライラしていて落ち着かず、好不調の波が激しく、全く安定したテニスではなかった。3年前全米でファイナリストになった頃は終始チャレンジャー精神でジョコビッチ戦の時も攻撃的なテニスでトップコンテンダーを破り、決勝まで上り詰めた。オスタペンコを観ているとあの頃の圭を思い出した。

今の圭はトップテンランカーではあるがトップではない。まだまだチャレンジャーである。今の圭に必要なことはオスタペンコのように何も恐れない攻撃的なテニスに戻ることではないか?女子の決勝を観てそんなことを思った。

LEICA Q

LEICA Q

本と映画

昔は本が大好きでよく本屋にも通い、本屋に居るだけでシアワセだった。
八重洲ブックセンターや神保町の書泉グランデ・書泉ブックマート、三省堂などは本当に良く通った。
会社員時代は通勤電車内が貴重な読書時間で文庫本から書籍まで色々と楽しんだ。
それほど親しんだ本だがいつ頃からか縁遠くなり、今は全く読まなくなった。フリーカメラマンになって専ら車移動になって通勤時間がなくなり、それに加えて老眼になったことが一番の理由。

特に小さな字は全くの拒否反応状態。iPadが出た時に拡大できるのでキンドルなどでもう一度読もうかとトライしたが液晶自体がかえって眼に負担がかかり、これもダメだった。本を読まなくなると理解力や読解力、論理的な思考力などが衰えてくる気がする。これではまずいと思うが今となっては気持ちだけはあるが肝心の眼がダメで諦めている。その代わりだが、映画は以前よりもよく観るようになった。数年前、WOWOWに加入したことの影響大だが、さらにフリーランスは昼間TVで映画を観られることが大きい。

読書代わりと言ったら語弊があるが、一冊の長編小説を読む感覚に近い。さらに映画というのは原作と脚本、台詞回し、撮影技術や照明技術、さらに特殊効果など本とは違った様々な見所があり、カメラマンの自分には楽しみと同時に勉強にもなる。ただ、本のように文章から想像力を働かせてイメージするという世界はない。それでも今の自分にとって映画から様々なコトを学んでいる。

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH. Black Chrome

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH. Black Chrome

錦織圭に感謝

全仏オープンテニス。錦織圭はアンディ・マレー相手に準々決勝敗退で終わった。
今回の全仏での圭は少しおかしかった。好不調の波が極端だった。6-0でセットを取ったかと思うと0-6で失ったり、マレー戦での3セット目のタイブレークも0-7という信じ難いスコア。
圭に何が起こったのか?ネットでは色々な噂が飛び交っている。特にラケットを叩き壊したチョン戦は驚いた。どちらかと言うと温厚なタイプの圭がラケットを壊すとは・・・。マレー戦でも壊しそうになるほどイライラしていた。何が起こっているのか?真実は本人にしか分からないことだが残念でならない。

ただし、これだけは言えることは圭には感謝しかない。ここ数年、グランドスラムで日本人が優勝できる可能性を感じさせてもらいながら観戦できることの幸福は本当に感謝しかない。
おそらく本人の努力は我々には想像できないくらいのものだろう。ランキングトップ10の選手を見渡しても圭ほど華奢な選手は皆無である。チョン選手も彼のステートメントを要約すると「憧れの圭とプレーできたことは大変光栄なこと。彼がアジアナンバーワンであることに間違いはない。あの体であのポジションに居る圭はアジアのテニスプレイヤーにとって励みになる。」

今の圭のポジションが当たり前に感じ、負け方に不満を持つファンも居るが、日本のテニス界にとって圭の貢献度は過去の選手と比べるべくも無いほど偉大だ。本当に感謝しかない。いつの日かきっと良い結果が出ることを信じている。

LEICA M9-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

LEICA M9-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

毎日の食事

人は食べたもので出来ている。
いたってシンプルで当たり前な言葉だが、現代ではこれを正しく認識することがとても難しい。コンビニやファーストフードの食品やマーケットに溢れる加工品。現代人は当たり前のように毎日食する。これらは大変便利なモノだが毎日食べ続けるとカラダはいつか変調をきたす。成人病のほとんどは運動不足と高カロリーの食事が原因である。特に加工品にはそれを助長するものが含まれているものが多い。

私も少し前まではこれらの内容物・構成物はさして気にせずに暮らしてきた。数年前、今の相方殿と暮らすようになり、幸いにも相方殿がこの手の情報や内容物を気にしてくれるようになって初めてとんでもないモノを口にし続けてきたことを自覚した。若い頃は自分自身の免疫力とエネルギーで少々の無理は大して影響は無い。ところが何十年も続けると人は必ず、結果が結びつく。

高齢者の現代病や怒りやすくキレやすい若者たちは相方殿曰く、食べ物がその要因に間違いない。と。
言われてみれば思い当たる要素は多々ある。
ここで詳しい解説をする気はないが、自分たちが食するモノがどんなモノで構成されているか?ぐらいは注意を払うべき時代だ。やはり人は毎日食べたもので作られている事だけは間違いない。

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH. Black Chrome

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH. Black Chrome