WOWOW

明日夜、あのシン・ゴジラがWOWOWでもう放送される。

昨年大ヒットしたもので1年足らずで見ることが出来る。WOWOWに加入して良い事だらけ。と言ったら言いすぎだが、個人的には本当に楽しませてもらっている。映画好き、ドラマ好き、テニス好き、舞台好きには応えられない。この時期はウィンブルドンテニスが連夜放送されているがとにかく目障りなCMが無い。プレイに没頭できる。映画もドラマもそうだがCMが無いストレスフリーは何物にも変えがたい。

特にWOWOWドラマなどはこんなテーマでよく制作できるなあ、と、こちらが心配になるほど社会的な問題を深くえぐるドラマも多い。おそらくだがスポンサーの影響なども少ないのではないか。もちろん月々料金はかかるがWOWOWを見ていると地上波の露骨なスポンサーライク、時の政権ライク、そして放送局ライクな内容は耐え難い。タダ見というのは実は色々な意味で高く付いている。WOWOWのおかげで放送メディアから受ける偏った見方・考え方がほどほどに補正されている気さえする。

ただ、困ることもある。大ヒットした映画をまた早く見たいと発売直後のブルーレイなどを購入し、たまたましばらく放置しておくうちに、WOWOWで放送ということになってしまうことが多々あるのには参る。

LEICA Q

LEICA Q

雲に惹かれて

中国・九州地方では大変な豪雨の被害が出ている。自分も一昨日は本当に危機感を感じた。だが、それが自然の力であり、畏敬の念を忘れてはならないと思う。豪雨の夜の翌朝、ベランダから望む高く青い空に何層にも重なりディティールが浮き出るような美しい造形的な雲。雲にはいつも惹きつけられる。これも自然の成せる技だ。

あくまで自分の感覚的な印象だが、LEICA Qは広いラチチュードの中に解像感が浮き出てくるような描写をする。このような雲はなかなか見たとおりに写しこめない。カメラ側の設定でかつてのコダクローム風になるようコントラスト・彩度・シャープネスを変えているが、これはその設定で撮りっ放しのJPGをフォトショップでレベル補正だけ行った。

LEICA Qというカメラはこのレンズと専用にチューニングされたボディが生み出す描写にその真骨頂がある。オリジナルサイズの画像で見ると絞った時のSUMMILUXは恐ろしいほどの描写だ。

LEICA Q

LEICA Q

集中豪雨

昨夜、新宿で仕事を終えた帰り道、恐ろしい思いをした。天気予報どおり大雨の中、いつものように中野長者橋から首都高に入り、西池袋からトンネルを抜け、凄い雨だなあ、と思っている矢先、人生初めて前輪が浮く経験をした。板橋付近を走行中、それほどスピードは出ていなかったと思うが一瞬前輪のグリップが無くなり、右の側壁寸前まで流れて肝を冷やした。さらに与野インターを出て17号線に出るともっと恐ろしいものが待っていた。

夜10時を過ぎればいつもは交通量が多い17号線も空いているのだが途中で急に渋滞になった。5分ほど全く動かず、この間、雨は小降りになっていたので何が起きたのか?にわかに考え付かず、イライラしていた。すると3車線あるうち自分は一番右側に居たが左2車線の車がすべて自分の居る右端に車線変更を始めた。その先には赤色灯が見える。嫌な予感がした。

少しづつ動き出すと思わず「うわ!」と声を上げた。3車線の一番左側の車線が冠水していてワゴン車2台が車半分水没して立ち往生していた。自分の走行車線もかなりの冠水状態でそのまま走行することに一瞬躊躇するほどの水の量。こういうときは人は判断を迷う、しかし思い切ってアクセルを吹かし、祈る思いで冠水している道を渡りきった。

以前、似たような経験はしたことはあるがここまでの冠水状態には遭遇していなかったのでかなり焦った。この広い幹線道路の17号線でこんなことが起きるとは。昨今の気象はいつなんどき自分が被害に会うか分からない。水没したワゴン車の姿がまだ目に焼きついている。自分があと少し早く左車線を走行していたら・・・他人事ではない。運が良かった。

LEICA Q

LEICA Q

FOTO-MUTORI

昨日、代官山のFOTO-MUTORIというショップへ初めて伺った。ライカが中心の昔ながらのいわゆる中古カメラショップとは違う雰囲気のショップで、私も中古カメラショップとは長い付き合いがあるがこういうショップは初体験。こちらのオーナーの木村氏とは先日、別の場所でご紹介いただき、その後、改めてのショップ訪問となった次第。木村氏はあのマップカメラがKASYAPAを立ち上げた頃、おひとりで撮影と文章を担当されていた知る人ぞ知るお方。

代官山蔦谷から歩いて10分ほどの閑静な場所にあってお洒落なマンションの一室のドアを開けるといきなり急な階段があり、それを昇るとモダンなインテリアに旧い木製カメラ。アンティーク什器の中には見たことの無い大型レンズが所狭しと鎮座している。まず驚いたのが「ライカレンズ」がほとんど無い!あっても数本、ライカレンズ自体が浮いて見えるショップは初めてだ。中心は大判フィルムカメラやカメラ黎明期、乾板写真機の時代のカメラやレンズ、フォコマートなどが綺麗に置かれ、それらが古臭くないむしろ心地よい雰囲気となって包まれるショップ。こんな感じで伝わるだろうか?

とにかくユニークなショップで旧来の銀座の中古カメラ店とは違い、昨今、代官山や流山の方で注目されている新しいスタイルのアンティークカメラショップだ。そう書きつつ伺った理由はとあるライカレンズの為だったがそれはまた改めて・・・。オーナーの木村氏だがなかなかのイケメンで腰が低く爽やかでとても好印象のお方。小一時間、コアなコアなお話をさせて頂き、楽しく貴重なひとときを持てた。人との出会いはやはり財産だと思う。ここは探しているモノをピンポイントで手に入れるには最適なショップだ。

LEICA M-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M-P / Hektor 73mm f1.9