後輩、その後

先月、後輩が大きな手術を受けることを書いた。昨日、その後輩のお見舞いに船橋の医療センターへ行ってきた。はじめは心臓の手術と聞いて、胸を開く手術の後の状態は如何なものか?と危惧していたが、病室を訪ね、相部屋のカーテンを開けた瞬間、その表情は入院前に会った表情とまったく変わりなく、正直拍子抜けしてしまった。その後はホッとして思わず、なんだよ本当に胸切ったのかい?と。

詳しく聞くと具合の悪かった心臓の弁を当初は人工弁を装着する予定だったのが実際に開いてみると弁形成手術でも可能だった為、そちらに切り替えて手術を行ったそうだ。弁形成術のメリットは術後の感染や合併症の危険が少なく、回復も圧倒的に早いそうだ。その為、彼の場合は術後約10日ほどで退院予定でこちらもビックリするほどの回復状態。実際に胸の傷を見せて貰わなければにわかに信じ難いほどだった。

思えば普段からの彼の節制した生活態度のお陰で術後の回復も早いとも言えるわけで、何はともあれ、得がたい後輩であり友の手術が無事終わったことを感謝したい。

LEICA Q

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井上尚弥の勝利

昨日のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチでチャンピオンの井上尚弥がワンサイドで相手をギブアップさせてしまった。正式には6ラウンド終了時点でのTKO。相手を6ラウンドで戦意喪失させてしまった。世界タイトルマッチでは大変珍しいことだ。ロマチェンコという階級の違うチャンピオンが世界タイトルマッチで3回連続でギブアップさせて話題になったばかり。世界レベルで相手に試合を放棄させてしまうほどのダメージを与えることは至難の業だ。歴代の日本人世界チャンピオンでも記憶がない。

井上尚弥については以前のポストで書いた。ボクシングを長く見てきて今までの日本人チャンピオンの中でも間違いなくナンバーワンではないかと思えるほどのボクサーだ。オフェンス、ディフェンス、パンチ力、スピード、どれをとっても一級品だ。常々、アスリートにとって一番大切なものは「バランス」だと思っている。井上尚弥は見ていてバランスが素晴らしい。また何より今の井上尚弥が負ける姿が全く想像できないと感じるほどだ。今回はアメリカのカリフォルニアでの興行だったがこれが大成功したことでこれから世界的なボクサーに成長する第一歩を踏み出したと言える。本当に楽しみなボクサーだ。

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夏から秋へ

今日で8月も終わり。今年の8月は例年に無く仕事も暇、憂鬱になるほどの記録的長雨、色々あった夏も終わる。9月からはありがたいことに多くの仕事の依頼を頂いていてまた忙しい日常に戻る。去り行く夏と訪れる秋の繁忙期。自宅周りの光景も夏から秋へと変わりつつある。

秋の光景も好きだが毎年繁忙期のため、落ち着いて周りの光景を見ることが少なくなる。夏の角度の高い強い光、見るものすべてが焼かれてしまうのではないかと思うほどの気温、深く青い空に白くクッキリと浮かぶ雲の塊、そういう去り行く夏の光景が好きだ。名残惜しいが来年までしばらく見納めになる。

閑話休題。自分のLEICA Qはチタングレーだが、先月、突然販売終了になった。発売は昨年11月なので約8ヶ月間の販売で終わってしまった。基本モデル?のブラックは継続して販売されている。ただ、そのブラックも2年が過ぎているのでそろそろモデルチェンジ?と思ったがショップで尋ねると特にそういう情報は無くて今でもQの人気は高く、入荷すると割と早めに売れていくらしい。同じスタッフからチタングレーは運が良かったですね。と。探している人も居るんですよ。だそうだ。

LEICA Q

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ネグローニドライビングシューズ

アップルウォッチを使い始めて毎日の歩数と距離、消費カロリーなどがリアルタイムで把握出来るようになって歩くことへの意識が上がり、それとともに靴の重要性を痛切に感じるようになった。カメラマンは現場によっては一日に20,000歩、20キロくらいは無意識で歩いてしまう。それだけ歩くと自分の足に靴がフィットしているかどうかは大きな問題でカラダに与える影響も少なくない。

現在、一番のお気に入りのシューズはネグローニ。プライベートと少々ラフでも許される現場の場合、ネグローニのドライビングシューズIDEAを愛用している。ここのスニーカーはイタリアンレザーとソールをベースに優れたデザインと随所に工夫とオリジナリティがあり、独特のインナー形状からくるフィット感と履き心地は素晴らしい。ドライビングシューズと謳っているだけあって運転中のソールの感覚はナチュラルでとても秀逸。履きおろした直後でも足に吸い付くようなフィット感は他のスニーカーが履けなくなる。

どこへ行くのも常に車移動で距離も歩く方なので自ずとドライビング&スニーカータイプのものになる。常時4~5足くらいを履き替えながら、色のバリエーションなどでTPOに合わせて使用している。純国産で海外のブランドモノや特別高価なものでもない。だが厳選した素材と拘りのデザイン、履き心地を追求した逸品だ。昨年からお気に入りで定番になっている。靴のセレクト=足のケア、すなわちカラダのケアにも繋がると感じている。

LEICA M9-P / Thambar 90mm f2.2

LEICA M9-P / Thambar 90mm f2.2