SUMMILUX 35mm f1.4 1st.

この組み合わせの心地良さと画質の素晴らしさは全く予想していなかった。自分のSUMMILUXは球面セカンドバージョンの最終ロット。ネームリングもLEICA名でドイツ製、鏡銅の文字も現在のものと同じコンピュータ文字?になっている。写りは開放では第1世代特有のハイライトに美しい滲みが出て画面全体に薄いヴェールがかかる。だが2~3段絞ればコントラストが出てキリッとシャープになる。フィルム時代から愛用してきたがデジタル時代でも相変わらず魅了されるレンズだ。

以前書いたが少し前に銀座の匠にオーバーホールをお願いして外観もさらにクリーンになり、新品と見紛うほど。絞りもヘリコイドも程よいトルク感で絶妙な心地良さだ。実はM10-Pが来るまでは専らM9-P専用レンズだったが一度M10-Pで使用したら外せなくなってしまった。写りは柔らかく独特でf1.4の明るいレンズにも関わらず非常にコンパクトで軽量、本来のM型ライカらしいスタイルとなる。

当初の予想とは違ってM10-Pのメインレンズに取って代わってしまった。相性も抜群に良い。M9-Pとの組み合わせよりもなぜかフィーリングが良い。何より静かなシャッター音と小柄なレンズがカメラの存在感をより消してくれている。

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 35mm f1.4

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 35mm f1.4

とらや赤坂本店

昨日は相方殿と久しぶりに赤坂ACTシアターでミュージカル観劇。1952年製作の映画「生きる」という黒澤明監督作品のミュージカル版。演出は宮本亜門だったが以前から彼の作品は少々肌に合わない。ブロードウェイミュージカルに影響された彼の演出はエンターテインメント性はあるが大味で胸にグッと来るものが感じられない。以前からの印象は残念ながら変わらなかった。

キャストは我が川越のスーパースター市村正親主演なので文句は無いし、脇役たちも芸達者でテーマもストーリーも悪くないのだが、いかんせん演出と音楽(外国人担当)があまり良くない。シーンによってはここはこの音楽ではないのでは?や、う~ん演出が・・・となり、自分のミュージカルのモノサシでもある音楽座で慣れ親しんだ涙と笑いと胸に迫る感動は感じられなかった。それよりも観劇後にまるで呼ばれるように行った「とらや赤坂本店」に感動してしまった。

赤坂見附近くの246号沿いに和菓子の老舗「とらや」があったことは記憶していたが3年間休業の後、まさかこの10月1日にリニューアルオープンしていたとは露とも知らず、行ってビックリ。建築家内藤廣氏の設計で木材をふんだんに使った内装や建築は老舗の「とらや」にマッチしていて素晴らしい!のひと言。自分はあんみつに抹茶のセット、相方殿はおしるこに抹茶のセットを頂き、贅沢で素敵な時間を持つことが出来た。ミュージカルに少し不満が残った分、最後に満足できる一日となった。

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LEICA M10-P / SUMMILUX-M 35mm f1.4

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 35mm f1.4

10年の差

M10-Pを使い始めてそのM型ライカ度の高さは予想以上だ。だが同時に困った事がある。メモリアル的な存在で手放す事など微塵も考えていなかったM9-Pだったが先日あるホテル内で2台の同時使用をした折、そのフィーリングの差に愕然としてしまった。

ファインダー、シャッターフィーリング、高感度時撮影、処理スピードなどなど結果としての画質云々ではなく、撮影行為における差があまりにもあり過ぎて途中からM9-Pでの撮影は諦めてしまった。特にホテル内などでのシャッター音には雲泥の差があり、それまでさほど気にならなかったM9-Pのシャッター音が喧しく感じてしまったことにショックを覚えた。

プライベートでの撮影フィーリングは大切で特にM型ライカはそこが最大のメリットでもある。前モデルのM-PとM9-Pでの同時使用時にはほとんど気にならなかったのだがM10-Pとはあまりにも違いがあり過ぎる。もっと言えばM10-Pのフィーリングを一度経験してしまうとM-PやM9-Pには戻れない。デジタルプロダクトにおける10年の差とは残酷なものだ。それほどM10-Pの完成度は素晴らしい。

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M10-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

APPLE WATCH 4

Apple Watchはシリーズ1からの大ファンで1から3まで全シリーズ愛用してきた。3世代使用していく中でフリーランスにとって仕事やプライベートでは欠かせないアイテムとなった。暗所での正確な時間や電話やメールの着信、天候の把握はもとより健康面の管理の為、24時間常時装着している。

フリーランスにとっては特に健康面のメリットが高い。安静時の心拍数、毎日の歩数やカロリー、ワークアウト時の歩行距離や消費エネルギー、平均ペースなど。就寝時は就寝時間、心拍数、眠りの質などApple Watch+iPhoneで毎日の健康状態を管理している。ただ、24時間常時使用となると1台では充電時間の関係で管理できないので歴代のApple Watchは処分せずに1から3まで3台のApple Watchを交替で使用してきた。

今回のシリーズ4は本体と液晶画面が大きくなり、厚みが薄くなった。処理速度も速くなってほぼフルモデルチェンジとなり、より医療的な観点でもバージョンアップされ、いよいよ新しい時代のウェアラブルデバイスとして完成度が増してきた。そのシリーズ4だが発売と同時にステンレスのセルラータイプを購入したが1~3シリーズとは比べようが無いほどの画面の進化と見易さ、処理速度の速さゆえ、同時使用は早々に諦めることにした。

そこでApple Give Backを利用して1~3を全てリサイクルに回してそれで得たギフトカードを併用して同じシリーズ4のアルミタイプを2台目として購入した。自分でもかなりのApple Watch依存症だと思うがこれ無しでは生活が出来ないほどになった。Apple CEOのティム・クックは「私がこの腕時計に熱心に取り組むのはそれが人々の生活のクオリティと実際に生きる能力に重大な違いをもたらすからだよ」 と語っている。

LEICA Q

LEICA Q