WINTER SCENE OF ISANUMA

ブログとはかなりご無沙汰になってしまった。仕事自体はさすがに減っていて忙しくは無かったが毎日の日課になってしまったウォーキングに勤しんだり、ほぼプライベートセミナー状態のYOUTUBE鑑賞、その他色々とあって暇を持て余すということはなかった。

中でもムービーの為の勉強とトレーニングは日々、楽しくやっている。YOUTUBEは動画のスキルアップにはこれほど便利でありがたいものはない。全てYOUTUBEから学んでいる。本当に既存の学校は要らなくなる時代になりつつある。ムービーについては仕事が通常状態に戻り、その時に願わくばさらなるスキルアップした状態で臨ればと思っている。

発売日に購入したSONYのα7S3の動画性能は今あるミラーレスカメラの中でもダントツのカメラだが高感度性能ばかりが注目される中、標準感度での映りも素晴らしいものがある。4K画質が10bitとなり、色情報も4:2:2で豊かになり、とても滑らかな映像となった。特筆すべきは新たなカラーサイエンスのCreative Look、その「FL」の雰囲気がことのほかお気に入りだ。

昨日は「FL」の色合いにマッチしたライカオールドレンズを携えて最寄りの伊佐沼へ出かけた。ムービーの難しさは昼間の撮影にはNDフィルタがマストだということ。レンズ前面に付けるフィルタは面倒臭くて仕方がなかったがα7S3とほぼ同時にリリースされたセンサー前面に装着するNDフィルタはその煩わしさから解放してくれた。

撮影はマンフロットの一脚を使用したがほぼ手持ち状態に近かったのでアクティブ手振れ補正も併用しながらなんとか撮影出来た。テクノロジーの進化には本当に助けられている。撮影後はその日のうちにすぐに編集、1分から2分程度のショートムービー制作がこなせるよう努力している。目指したいところは美しい映像と心地よい音楽で構成するムービングピクチャー。仕事目線の自分スタイルは大事にしたい。

vimeoでパスワード(JLMV)での閲覧可としている。

α7S3 / Summilux 35mm & Hektor 73mm , Creative Look / FL

鬼滅の刃 劇場版「無限列車編」

以前に鬼滅の刃について書いた。その時にはこれほどの社会現象になるとは思いもしなかった。

劇場版「無限列車編」が公開3日で興行収入46億!10日で100億超え!コミック版は既刊の22巻全巻が1位から22位まで占めるなどとんでもないことになっている。コロナ禍でのネット配信やSNSでの広がりなどコロナ禍以前の状況とは取り巻く環境が変化したことが大きな要因になっているがそれにしても凄まじいことになっている。

鬼滅の刃は少年ジャンプ誌上ではすでに最終話を終えて完結している。コミック版としても今年12月刊行予定の23巻で完結する。今回の劇場版(コミック版で言えばまだ7巻~8巻あたり)を見た人がその後の続きを知りたいが為に既刊のコミック版を求めて大人買いする傾向があり、在庫切れがないkindle版の普及などと相まってヒットを加速させている。

それらの要因以外に何より鬼滅の刃自体の内容が素晴らしいゆえのことだと思う。鬼と鬼を狩る鬼殺隊の両方の人間模様が丁寧に描かれていてそれぞれの背景が激しい戦いを通じて観るものの心により突き刺さってくる。さらにアニメ版に続き今回の劇場版の作画も担当しているufotableによる映像美が群を抜いて素晴らしい。Lisaの楽曲も素晴らしい。作品としてヒットする要因が揃っている。

映像に関して特に後半30分のダイナミック感、スピード感、美しさはハリウッドやディズニー、ピクサーの映像に勝るとも劣らない完成度。自分は映画は比較的多く観ている方だが息をのむ映像美にスクリーンに釘付けになってしまった。アニメでこんな経験は後にも先にも記憶がない。社会的なブームは嫌い!という方やアニメはどうも苦手?という方も鬼滅の刃を知らない人生は大いなる損をしている。それほどの作品だ。

LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M10-P / Hektor 73mm f1.9

ライカレンズが喜ぶカメラ

コロナ禍の中、あえてポジティブに今後の動画の仕事の為にα7S3を発売日に購入した。先代のα7S2も5年前の発売日に手にし、その夜にスカイツリーのクリスマスイルミネーションの仕事にいきなり投入した。先代は超高感度の高画質が売りでまさにイルミネーションの動画にはうってつけだった。その後、後継機が出るまでまさか5年もかかるとは予想だにしていなかった。

デジタルカメラのモデルチェンジは通常2年から3年のスパンでα7S3の5年というのは異例中の異例だ。そのお陰か進化の度合いは驚くほどだった。α7S3というネーミングも実質は2世代飛ばしてα7S5!?と言っても良いくらいだ。α7シリーズのフラッグシップとして6000万画素の高画素タイプのα7R4があるが、α7S3はある部分では超えてしまっている。一気にα7シリーズのトップランナーになったと言える。

動画性能は「仕事のできる4K」という謳い文句だったがその言葉に偽りはない。様々な4Kが目的に合わせて自由自在に表現できる。ただし、PCへの負担は半端ではない。毎回繰り返してきたことだが機材の進化と同時にPC側のアップデートも常に付いて回るのが悩ましいところだ。嬉しい誤算で予想外だったのが写真機としてのα7S3の出来だ。動画専用機のイメージでユーチューバーたちの御用達カメラになりつつあるが実はスチールカメラとしても上質なカメラに仕上がっている。

ひと言で言うとライカレンズが喜ぶカメラ。ファインダーを覗いたマニュアル撮影が楽しくなるカメラだ。現在のミラーレス機の中でも最高峰のEVF性能。高品位で質感の高いボディ、M10-Pにも似た静かなシャッター、画素数競争とは縁の無い程よい1200万画素、相変わらずの超高感度での高画質など、加えて一新したクリエイティブルックの色合いが今までのソニー機とは一線を画している。中でもお気に入りはFLでライカレンズとの相性も抜群だ。5年という異例の熟成期間を要したα7S3の進化はとても好ましい。

SONY α7S3 / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 / CREATIVELOOK-FL

SONY α7S3 / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 / CREATIVELOOK-FL

軽井沢千住博美術館

千住博氏の作品に初めて触れたのは2010年に開かれた横浜でのAPECの会場だった。それまで氏のことは名前は知ってはいたがバイオリニストで妹の千住真理子氏の兄上ということしか知らなかった。

千住博氏のご兄妹は画家と音楽家のご兄妹で芸術一家としてつとに有名だ。長男で画家の千住博氏、次男で作曲家の千住明氏、そして長女で妹の千住真理子氏のお三方でいずれも芸術性の高い作品ばかりを生み出している輝かしい一家だ。

2010年に横浜で開催されたAPECの会場で千住博氏の作品群が各国首脳を迎える空間を彩った。その会場記録写真の撮影で実際に氏の作品の数々をカメラに納め、たまたま最終チェックに訪れた氏をお見受けして上品で偉ぶらずに自然体のやり取りを垣間見てそのお人柄にも感銘を受けた。その時に初めて氏の作品を間近に拝見して感動し、その後は氏の作品を意識するようになった。

その千住博氏の美術館がAPECの翌年の2011年に軽井沢に開館して静かな人気スポットになっていた。今年の3月、氏の主要作品が各地の巡回展などを終えて2年ぶりに戻り、ほぼ全てが揃い、かつこの10月限定で一部のエリアでの撮影可という願ってもないタイミングが訪れたのですぐに伺った。

ウェブの評判や写真などでは感じられなかった美術館の独特の空間はとにかく素晴らしかった。ここで詳しく語り、伝えることは難しいが軽井沢の立地と自然と作品とを上手く組み合わせたランドスケープ的でかつリビング的な空間はいつも空間に接している自分が見ても静かな感動を生む素晴らしい空間だった。

作品は氏の若かりし頃の作品からなぜ滝=ウォーターフォールをモチーフにしていったか?から現在の崖シリーズへと続く変遷が一望できて居心地の良い空間で氏の作品群が体感できる。
ご興味のある方はぜひ!軽井沢千住博美術館
※12月末から2月末までは冬季休館になりますのでご注意を。 

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6

LEICA M10-P / SUMMARON-M 28mm f5.6