ジェットストリーム

TOKYO FMの深夜番組、「ジェットストリーム」が今夜で50周年を迎えた。

高校時代から浪人時代、学生時代から社会人になってからもあのテーマ曲「ミスター・ロンリー」から始まる番組をイージーリスニングしていた。パーソナリティである機長は初代・城達也から小野田英一、森田真奈美(フライトアテンダント)、伊武雅刀、そして現在の機長・大沢たかおまで5代に渡る。城達也の頃、深夜のハイファイサウンドは神秘的でまるで夜空を飛んでいるかのような錯覚を覚え、遠い異国の地に思いを馳せたものだ。

オープニングはパイロットの交信の声から「遠い地平線が消えて、ふかぶかとした夜の闇に心を休める時、はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流はたゆみない宇宙の営みを告げています・・・」で始まる城達也の渋いナレーション。終わりに「日本航空があなたにお送りする音楽の定期便 ジェットストリーム。皆様の夜間飛行のお供を致しますパイロットは、私、城達也です」やはり城達也の機長が好きだ。

青春時代に聴いていたものは忘れないものだ。高校時代はパイロットに憧れ、番組スポンサーがJALということもあってこの番組は特に記憶がある。音楽やナレーションなどのいわゆる「音」の記憶はその時代を昨日の事のように呼び覚ます。今夜は2時間の飛行。51年目のジェットストリームを聴きながら書いている。

LEICA Q

LEICA Q

FOTO-MUTORI

昨日、代官山のFOTO-MUTORIというショップへ初めて伺った。ライカが中心の昔ながらのいわゆる中古カメラショップとは違う雰囲気のショップで、私も中古カメラショップとは長い付き合いがあるがこういうショップは初体験。こちらのオーナーの木村氏とは先日、別の場所でご紹介いただき、その後、改めてのショップ訪問となった次第。木村氏はあのマップカメラがKASYAPAを立ち上げた頃、おひとりで撮影と文章を担当されていた知る人ぞ知るお方。

代官山蔦谷から歩いて10分ほどの閑静な場所にあってお洒落なマンションの一室のドアを開けるといきなり急な階段があり、それを昇るとモダンなインテリアに旧い木製カメラ。アンティーク什器の中には見たことの無い大型レンズが所狭しと鎮座している。まず驚いたのが「ライカレンズ」がほとんど無い!あっても数本、ライカレンズ自体が浮いて見えるショップは初めてだ。中心は大判フィルムカメラやカメラ黎明期、乾板写真機の時代のカメラやレンズ、フォコマートなどが綺麗に置かれ、それらが古臭くないむしろ心地よい雰囲気となって包まれるショップ。こんな感じで伝わるだろうか?

とにかくユニークなショップで旧来の銀座の中古カメラ店とは違い、昨今、代官山や流山の方で注目されている新しいスタイルのアンティークカメラショップだ。そう書きつつ伺った理由はとあるライカレンズの為だったがそれはまた改めて・・・。オーナーの木村氏だがなかなかのイケメンで腰が低く爽やかでとても好印象のお方。小一時間、コアなコアなお話をさせて頂き、楽しく貴重なひとときを持てた。人との出会いはやはり財産だと思う。ここは探しているモノをピンポイントで手に入れるには最適なショップだ。

LEICA M-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M-P / Hektor 73mm f1.9

HONDA CR-Z

昨年、生産終了し、絶版車になったCR-Zに言い方はおかしいが相当惚れている。

現在乗っているCR-Zはモデル最終型の「Final Label」のブラック。昨年、S660を売却して買い直した。それ以前も初期型のイエローに乗っていた。そのイエローは今は相方殿に譲って二人でCR-Zに乗っている。かなり変な夫婦かと。CR-Zに乗っていていつも「ああ、いい車だ。後にも先にもこれほどの車には出会えないなあ~」と感じる。何が?と問われれば究極は自分に合ったドライビングフィール。

低いシートに乗り込み、足を前方にまっすぐ投げ出し、腰から背中、肩の辺りまでスポーツシートにピッタリ納まる。投げ出した足の先にはフットレスト、アクセルペダル、ブレーキペダルがちょうど良い位置にあり、手を伸ばせばチルト&テレスコピックのステアリングが自分に合った程よい角度でピタリと手に触れる。ホンダらしい広く心地よいグラスエリアに囲まれながら、街乗りには程よいパワーとトルクのあるハイブリッドiV-TECエンジンの加速とハンドリングで操る時間は至福の時間だ。

ポルシェやアウディ、BMWに憧れたこともあった。だがそこまでの速さと豪華さは自分には必要ないと思えるようになった。今の自分にはCR-Zが一番だと感じる。身の丈に合っている。今までそれほど多くの車に乗ってきた訳ではないがこの心地良さは乗れば乗るほどに増して、これほどピッタリシックリくる車にはもう出会えないのではないか?とさえ感じる。これはもう激しく個人差の域のハナシだ。

あのS660に乗って結局乗り換えるということを経験していっそうその思いが強くなった。世にスポーツタイプの車は数多あるが、今現在の自分のライフスタイル・好ましいドライビングフィールなどにジャストフィットする車はそう多くはないと思う。あと数年で高齢者ドライバーのニュースも他人事ではなくなる自分にとってCR-Zとの時間は貴重な時間だ。憧れるのは70歳・80歳になってもお洒落にブラックのCR-Zに乗っていられること。かな?

LEICA Q

LEICA Q

アドレナリン効果

昨日は前日の名古屋出張に続いて早朝から午前中いっぱい撮影で一旦自宅へ戻り、夜9時から深夜まで再び撮影だった。さすがに出張からの二日続きの目一杯の撮影は疲れたが我ながらこの歳でなかなかやるわい。と。今更だがどうもこの仕事が天職な気がする。少々体調が悪くても現場に出て美しいシーンを探り、三脚を構え、ファインダーを覗いて構図を整え、液晶でピントを確認、シャッターを静かに押す。この一連のアクションが全てを忘れさせてくれる。

おそらくアドレナリンが最高に噴出し、たぶん体には良い影響を与えてくれている。と信じている。現実問題、仕事が空いてしばらくこのアクションから離れていると心身ともに絶不調になる。フリーランスの方々はこういう傾向の方が多いと思う。「好きなことは仕事にするな」とよく言われるが、たしかにその理屈も分かる。ただ、本当に好きなことを仕事にすることは素晴らしいことだと思うし、何より会社員時代に常にあったストレスは皆無だ。

還暦を過ぎて今のところ健康で好きなことでアドレナリンを大噴出して自分を必要として頂く仕事があるということは本当にありがたい。周りに居る同年代の現役をリタイアした知人たちを見ていると自分は最高にシアワセ者だ。だからこれからも新しい機材や撮影方法にじゃんじゃんチャレンジしていくのだ!そこかい?

LEICA M-P / ELMARIT-M 28mm f2.8 1st

LEICA M-P / ELMARIT-M 28mm f2.8 1st