灯台めぐり

今年の1月にふと思い立って犬吠埼灯台を訪れた。
30年ほど前に国内の灯台、それも明治時代に建てられた歴史的意義のある灯台を追って日本中を駆け回った時期があった。それらはすべてリバーサルフィルムで残っている。いずれこのサイトでまとめて発表したいと考えているが遅々として進まない。フイルムからすべてスキャンしてデジタルデータに変換しなければならないのだがそのハードルが意外と高い。

当時はまだ会社勤めのアマチュアで機材も今ほど充実していたわけではなく、そんな中でも休日を中心に朝な夕なにリバーサルをたくさん抱えて駆け回っていた。あの頃の情熱は懐かしくもあり、どこからそんなエネルギーが沸いていたのか今思うと不思議なくらいだ。ただ、相変わらず灯台は気になる存在で今のデジタル機材で改めて撮り直したいとも思うがなかなか間々ならない。

その頃の夢はカナダ・プリンスエドワード島の赤と白の美しい灯台たちに会いにゆくことだったが、当時は船で渡らなければならなかった島も立派な橋が架かり、今では有名な観光地となって賑わっている。自分の夢もそろそろ実現しなければこちらの時間がなくなる年齢になってきた。寒い1月に久しぶりに訪れた犬吠埼灯台は昔と変わらない勇姿で迎えてくれた。もしかしたら呼ばれたのかもしれない。

ちなみにこの犬吠埼灯台に隣接する展示資料室の建設計画にも関わっていて2階のギャラリーには当時、私が提供した作品が色褪せずにまだ展示されていたのには驚いた。

LEICA M-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

LEICA M-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

キヤノンとニコンの今後

先日の現場でカメラ好きのディレクターの方と休憩時に最近の仕事用機材の話になった。その時の自分の機材はEOS5Dsとα7R2とα7R3の3台、レンズはキヤノンEFレンズ3本、ソニーGレンズ2本の構成だった。その構成を見てディレクターの方がソニーの方がメインになったのですか?との問い。

実は先月のα7R3導入時にEOSのボディ2台とレンズ2本を手放した。まさしくソニーメインになりつつある。その上、α7R3のフィーリングがあまりにも良かったので2台目のR3もすでに手元にある。いずれR2は手放す予定。レンズもFE24-105mmのGレンズが素晴らしい描写性能でEF24-105mmタイプ2よりも確実に上回っている為に長年愛用してきたこのレンズも手放した。自分でもここまでソニーの比率が高くなるとは予想もしていなかった。

ニコンユーザーであるディレクターの方との会話は、いずれ一眼レフタイプのカメラは無くなるだろう、また、キヤノンとニコンは膨大な資産があるが故にフルサイズのミラーレス開発で遅れをとってもう手遅れの状態かもしれない。真剣にこの2社が今後どのようになってしまうのか心配だ。などなど、そんな内容でしばし盛り上がった。実際にプロカメラマンの間でのニコンやキヤノンからの買い増しや乗り換えが加速している印象は否めない。早ければ2020年の東京オリンピックの頃にはプロ用機材の勢力図は大きく変わっている可能性も十分考えられる。

それほどソニーのフルサイズミラーレスの性能は凄い世界に突入している。キヤノンもニコンもフルサイズのミラーレスを作る技術は当然持っていると思う。ただ、それでも今の2社では難しいのでないか?フルサイズミラーレスの開発は今まで綿々と作り上げた一眼レフの歴史に終止符を打つこと。つまりEOSやDシリーズが売れなくなることを意味する。そんな看板製品を否定するような開発はそうそう簡単には出来ない宿命をキヤノンとニコンは背負っている。企業の存続と技術革新とは残酷な面を持っていることを痛感する。

LEICA Q

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喜びを感じること

昨日までの変則出張?が無事終了した。体力的に少々不安な面もあったが今週の3件の撮影はどれも優れたデザインで素晴らしい空間、良い意味でのプレッシャーとワクワク感で充実した撮影ばかりだった。3件のうち2件は夜中の撮影でほぼ完徹状態、その上、広島と福岡へのトンボ帰り出張だったが意外なほどまだまだ大丈夫な体だった。昔取った杵柄といったところ。

何より、立ち会いのディレクターやデザイナーの方々との時間が充実していると疲労感などは感じないものだ。どの現場もプロジェクトが終わった安堵感と写真という記憶に残す楽しみや喜びとが共有できること。優秀な若いデザイナーたちの力作に触れられること。そして若い彼らとの何気ないコミュニケーションの中で自分が経験してきたことを少しでも伝えられる喜び。その瞬間のためにこの仕事をしていると感じる。

今週はスケジュール的なものと自分の健康状態とでどうなってしまうかと思っていたが良き仕事を通じて良き時間が持てた週だった。喜びを感じながらの撮影は心身ともに良い影響を与えてくれるものだ。

LEICA M-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

LEICA M-P / SUPER-ELMAR-M 21mm f3.4 ASPH.

変則出張

今週は18日~19日で広島。明日21日~22日で福岡の出張がある。正確には広島は終了した。今回の出張、1泊2日のように見えるがどちらも夜22時から朝までの撮影。ゆえにホテルは無駄になってしまうので宿泊は無い。ほぼ完徹状態でトンボ帰りの出張だ。長年この仕事をしていてこういう変則的な出張は初めて。体が持つのか少々不安もあったが広島は無事終了し、意外とまだまだ若いしイケる!と感じた。

ただ、明日は福岡に行く前にもう一件、別の撮影が入っている。その撮影が終わり次第、羽田から福岡に入り、22時から朝まで撮影をしてトンボ返りだ。今回の出張仕事も同日の別の仕事もどちらのディレクターもいつもお世話になっている恩義がある方たち。厳しいスケジュールだが喜んでお受けした。

フリーランスにとって常に依頼を頂き、忙しく仕事を続けられることはありがたいこと。依然として軽い体調不良は続いているが少々不調でも現場で構図を決めてファインダーを覗いてレリーズを押していると不調など吹っ飛んでいる。やはり天職だ。

LEICA Q

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