シアワセなこと

昨夜、ある若いデザイナーから1通のメールを頂いた。日本空間デザイン協会が毎年主催している空間デザイン賞の入選の知らせだった。空間デザイン賞とはその年、1年間に創られた様々な空間、エキジビション、プロモーション、文化、街づくり、商業、サービス、ショーウィンドウ&ビジュアルデザイン、エンターテインメント&クリエイティブ・アートなどなど、日本国内のあらゆる人が集う空間の中で特に優れたデザイン性に与えられる賞だ。

今年の応募作品総数755作品、最終審査に残った50作品の中から大賞 1作品、金賞 10作品、銀賞 15作品、BEST50 24作品、その他の賞で8作品が選ばれ、それ以外で毎年暮に発行される「年鑑日本の空間デザイン」に入賞作品とともに掲載される入選作品 約200作品が選ばれた。毎年、この時期に発表されて空間系のクリエイターたちのひとつの目標となっている。私もかつてデザイナーだった頃はこの時期には一喜一憂していた。

昨夜、頂いたメールには初めて自分の名前で応募して初めて入選し、そして年鑑に掲載されることへの喜びのメールだった。惜しくも入賞ではなく入選止まりだったが、自分が撮らせて頂いた空間の写真で若いデザイナーたちの苦労が実り、結果が出たことへの喜びの声がこの世界で写真に生業を変えて生きてきた自分への一番のご褒美だ。なにより自分個人に対しての賞ではなく、若いクリエイターたちの喜びに微力ながらお役に立つことが出来て、何らかのカタチで自分の写真が世の中に記憶されていくこと。これが一番のシアワセだ。

LEICA M9-P / Hektor 73mm f1.9

LEICA M9-P / Hektor 73mm f1.9

WOWOW

明日夜、あのシン・ゴジラがWOWOWでもう放送される。

昨年大ヒットしたもので1年足らずで見ることが出来る。WOWOWに加入して良い事だらけ。と言ったら言いすぎだが、個人的には本当に楽しませてもらっている。映画好き、ドラマ好き、テニス好き、舞台好きには応えられない。この時期はウィンブルドンテニスが連夜放送されているがとにかく目障りなCMが無い。プレイに没頭できる。映画もドラマもそうだがCMが無いストレスフリーは何物にも変えがたい。

特にWOWOWドラマなどはこんなテーマでよく制作できるなあ、と、こちらが心配になるほど社会的な問題を深くえぐるドラマも多い。おそらくだがスポンサーの影響なども少ないのではないか。もちろん月々料金はかかるがWOWOWを見ていると地上波の露骨なスポンサーライク、時の政権ライク、そして放送局ライクな内容は耐え難い。タダ見というのは実は色々な意味で高く付いている。WOWOWのおかげで放送メディアから受ける偏った見方・考え方がほどほどに補正されている気さえする。

ただ、困ることもある。大ヒットした映画をまた早く見たいと発売直後のブルーレイなどを購入し、たまたましばらく放置しておくうちに、WOWOWで放送ということになってしまうことが多々あるのには参る。

LEICA Q

LEICA Q

雲に惹かれて

中国・九州地方では大変な豪雨の被害が出ている。自分も一昨日は本当に危機感を感じた。だが、それが自然の力であり、畏敬の念を忘れてはならないと思う。豪雨の夜の翌朝、ベランダから望む高く青い空に何層にも重なりディティールが浮き出るような美しい造形的な雲。雲にはいつも惹きつけられる。これも自然の成せる技だ。

あくまで自分の感覚的な印象だが、LEICA Qは広いラチチュードの中に解像感が浮き出てくるような描写をする。このような雲はなかなか見たとおりに写しこめない。カメラ側の設定でかつてのコダクローム風になるようコントラスト・彩度・シャープネスを変えているが、これはその設定で撮りっ放しのJPGをフォトショップでレベル補正だけ行った。

LEICA Qというカメラはこのレンズと専用にチューニングされたボディが生み出す描写にその真骨頂がある。オリジナルサイズの画像で見ると絞った時のSUMMILUXは恐ろしいほどの描写だ。

LEICA Q

LEICA Q

集中豪雨

昨夜、新宿で仕事を終えた帰り道、恐ろしい思いをした。天気予報どおり大雨の中、いつものように中野長者橋から首都高に入り、西池袋からトンネルを抜け、凄い雨だなあ、と思っている矢先、人生初めて前輪が浮く経験をした。板橋付近を走行中、それほどスピードは出ていなかったと思うが一瞬前輪のグリップが無くなり、右の側壁寸前まで流れて肝を冷やした。さらに与野インターを出て17号線に出るともっと恐ろしいものが待っていた。

夜10時を過ぎればいつもは交通量が多い17号線も空いているのだが途中で急に渋滞になった。5分ほど全く動かず、この間、雨は小降りになっていたので何が起きたのか?にわかに考え付かず、イライラしていた。すると3車線あるうち自分は一番右側に居たが左2車線の車がすべて自分の居る右端に車線変更を始めた。その先には赤色灯が見える。嫌な予感がした。

少しづつ動き出すと思わず「うわ!」と声を上げた。3車線の一番左側の車線が冠水していてワゴン車2台が車半分水没して立ち往生していた。自分の走行車線もかなりの冠水状態でそのまま走行することに一瞬躊躇するほどの水の量。こういうときは人は判断を迷う、しかし思い切ってアクセルを吹かし、祈る思いで冠水している道を渡りきった。

以前、似たような経験はしたことはあるがここまでの冠水状態には遭遇していなかったのでかなり焦った。この広い幹線道路の17号線でこんなことが起きるとは。昨今の気象はいつなんどき自分が被害に会うか分からない。水没したワゴン車の姿がまだ目に焼きついている。自分があと少し早く左車線を走行していたら・・・他人事ではない。運が良かった。

LEICA Q

LEICA Q