酷寒の川越

ここ数日の日本の気候は異常事態だ。自宅の川越は普段から都心に比べて気温が2~3度ほど低い。特にここのところの寒さはもうスキー場状態。夜などは札幌と気温がほとんど変わらない。昨夜はマイナス6度!今朝はとうとう給湯器からお湯が出なくなった。こんな経験は記憶に無い。気になっていた首都高も自宅から撮影現場へ向かう為の生命線の5号線が22日の降雪から今日26日の現在まで4日間、いまだに通行止め。これも記憶に無い。

一昨日の市ヶ谷の現場などは首都高が一部を除いてほとんど通行止めの為、関越川越IC~鶴ヶ島JCT~圏央道~八王子JCT~中央道~首都高4号線経由で3時間かけて現場に着いた。これでも大渋滞中の5号線沿いの一般道よりはるかに早い。普段は35kmで1時間ちょっとのところを迂回して110km!3時間!いつもより2時間ほど早めに出たので時間に遅れることは無かったがこれも初めてこと。

関東地方は本当に雪と寒さには弱い。年々気候が激変してきて今後どうなるのか?未体験な時代になってきていること実感する。

LEICA Q

LEICA Q

雪のから騒ぎ

今日は何年ぶりかの大雪でいつものように東京地方は大騒ぎ。そしていつもの光景だがノーマルタイヤで立ち往生、その後、大渋滞。電車は遅れ、駅には帰宅の人々が溢れ、いつ動くか分からない電車やバス・タクシーを待つ光景。フリーランスのお陰で今日は運よく自宅での作業だった。申し訳ないが他人事のようにTVが写しだす光景を眺めていた。

自分は仕事柄、毎年12月中旬にはスノータイヤへチェンジしている。4月に何度か大雪が降ったことがあった為に今では5月の連休前までスノータイヤのままでいる。何事も備えあれば憂い無しだ。だがこんな雪の日にノーマルタイヤで出かける人の気が知れない。自分だけならまだしも他人様に迷惑がかかることが想像できない方々ばかりのようだ。

それより明日が大変だ。幸い、明日も自宅作業だが明後日の撮影の為に車の近辺の雪掻きだけは逃れられない。雪国の人たちから言わせればこの程度の雪や雪掻きに何を言うか?と思われるだろうが慣れない体には意外と重労働なので今から頭が痛い。そしてさらに頭が痛いのが雪にめっぽう弱い首都高。雪が止んで晴れたとしてもしばらく通行止めが続くのが今の首都高。人も街も何もかも本当に雪に弱い。

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

LEICA M-P / SUMMILUX-M 50mm f1.4 ASPH.

才能の終焉

生きていく上でこらえ切れない辛さの中、果たしてすべての人がきちんと理性を持って振舞えるのか?人は他人の立場や考え方、感じ方すべてを理解することは不可能だ。芸能人だろうが一般人だろうが「不倫」と言う括りでまとめて血祭りに上げる風潮。人生を左右したり、死に近い決断を迫る権利など誰にもないはず。

体調不良と才能の壁を前にして弱りきった小室哲哉氏を、それでも尚寄ってたかって痛めつける。文春の愚行やそれを取り上げ、ヌクヌクとしたスタジオで正義ぶって語るコメンテータたち。引退すら決めた才能に無神経な質問をぶつけるレポーターたち。いつからこの国の人々はこんな風になってしまったのか?

昨日ほど不快で悲しみに満ちた映像は見たことが無かった。なぜこんな悲しく情けない国になってしまったのか?あまりにも酷く言葉が出ない。同時にひとつの才能が終わった感がある。この私ですら彼の音楽で心が何度も癒されたことがあった。

中でも音楽座ミュージカルの「マドモアゼル・モーツァルト」での彼の音楽はきら星のごとくどれもが輝いていて素晴らしいものだった。モーツァルトの原曲を見事にミュージカルナンバーに昇華させた才能には舌を巻く。今でも名作中の名作と語り継がれるのは彼の音楽的才能に依るところが大きい。

引退はとても惜しいことだが、彼の音楽自体はこれからもずっと語り継がれ、聴かれ続け、確かに残っていく。今は心と体をゆっくりと休め、奥様との人生を全うされることを切に願う。

LEICA M-P / Thambar 90mm f2.2

LEICA M-P / Thambar 90mm f2.2

新旧タンバール

タンバールの新型と旧型、さすがにその写りを比べた方はまだほとんど居ないのでは?と思われる中、あの清家富夫氏が早速、新と旧を比べ始めた。清家富夫氏はライカ使いでよく知られた著名な写真家。特にノクチルクスやヘクトール、そしてタンバールなどのライカオールドレンズについてはとても造詣の深い方。世界広しと言えども新旧タンバールを語るに氏ほど相応しい方はいないだろう。

数年前に氏の写真展に伺った折、お会いしたことがある。物静かな紳士だったことを記憶している。タンバールの描写については新型を使い始めてまだ間もないので断定的なことは書かれていないが氏のブログ内のコメント欄でいくつか印象的な言葉を書かれている。氏曰く。

「旧タンは齢80超えですが、開放でも絞っても新タンに劣るところはないですね。コントラストのきつい部分の描写ではむしろタンバールとしては望ましい柔らかさが備わっていて、新タンにこれを求めるのは時間が必要なんでしょう。」

「タンバールは個人的に興味のあるレンズで、密かに新しいタンバールの誕生を期待していました。しかしライカは復刻版ということで、形状もレンズ構成もオリジナルに極めて近いものを出してきました。その写りもまたきわめてオリジナルに近いというのがこれまでの印象です。多分一番恩恵を受けるのはオリジナルのタンバールなのかもしれません。」

氏の印象がどのように変わっていくのか興味深い。

LEICA M-P / Thambar 90mm f2.2

LEICA M-P / Thambar 90mm f2.2